★フットワークを磨く  トップ選手に聞く
ミニ知識のコーナーでフットワークの基本の動きを確認しておこう!
また、フットワーク考(1) (2)も参考に・・・


(1)田児賢一の場合
Q;フットワークの練習への考えは?
 →一般に6カ所とか8カ所を練習するが、これはスペース感覚を養う上ではよいが、実戦となったら決まり切った フットワークはあってないようなものだ。惰性でフットワーク練習をしていると常に一定のスピードで動く癖が付いてしまい、 緩急を付けた動きやリズミカルな動きができなくなるような気がする。
Q;フットワークのセオリーは重視する?
 →シャトルの下に入ろうとする意識が強すぎると、戻りがきつくなることがある。また、動きすぎるとスタミナの消耗につながる。 そこまで行かなくても十分打てるときに行き過ぎないように見切る力が大切だ。
Q;フットワークに関して意識している選手は?
 →僕から見て林丹は魅力です。体の軸がぶれないから、速く動いてコントロールも良い。
とにかく腰の位置が動かない。上体はリラックスして、足だけは動き、床に吸い付きように動いているから・・・。


(2)山口茜の場合
Q;普段からフットワークで心がけていることは?
 →自分が打った後にしっかりと相手の打つ体勢を見ること。相手のフォームやラケット面を見ることで、次に自分が動く場所・コースも だいたい絞れてくる。コートを移動する距離を極力減らして体力の消耗を少なくすることが大切だ。
Q;フットワークで悩んだことは?
 →中学の時、攻撃への意識が強すぎて、後ろへ速く下がりたいとの気持ちから、逆にネット前への意識が低くなってしまっていた。
足もあと半歩足りなかったり、届いても体勢が崩れ、次で決められてしまったりしていた。そのため左足で蹴る練習をしたり、 体幹を意識して動くことを心がけていた。
Q;小柄な選手ならではのフットワークは?
 →自分なりに考えたのは、身長が低い分、シャトルが落ちてくるのに時間がかかるわけで、速く動けばよい体勢でシャトルを打つことができる。 角度はつかないかもしれないが、自分の打ちたいコースがねらえるし、デメリットは割り切って、メリットを生かした プレーを心がけるようにしている。


(3)井上拓斗の場合
Q;具体的に改善した部分は?
 →動き出しで重要な構えの体勢を考えていた。
自分が球を打ったあと、どちらの足を前に出して構えたら返球に対応しやすいか、スマッシュの連打の際も足を開いて着地した方がよいのか、 あまり開かずに着地し、歩数を多くして次の攻撃にいけばいいのかなどを考えていた。
Q;フットワークで悩んだことは?
 →高校の時、周りの身長が伸びるのに自分だけ伸びなかったので、一歩の歩幅が小さい。
それをフォローするために状況によって構えの体勢を変えたり、読む力を磨いたりしていた。
Q;強化するために行った練習は?
 →速さを重視し、一番長い距離を動くようにしている。
実際の試合ではフォア奥からフォア前にまっすぐ移動することが多いが、フットワークの練習ではいったんセンターに戻る。そうすると 試合の際に少し楽に感じる。
ケガでプレーできなかったときに、股関節を柔らかくするトレーニングや足腰を鍛えるトレーニングをやったときに復帰後蹴る力が強く なったような気がした。



(^_^)
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