[対戦相手のタイプ別]勝つための戦い方(1)

対人競技であることを理解する
 バドミントンは対人競技だ。試合の勝率を高めるためには、対戦相手の特徴を理解した上で、いかに戦うかが重要になってくる。
勝つための極意は、相手によって戦術を変える引き出しを持つことだ。
 試合では、自分の長所を出したいと思うものだ。スマッシュが得意なら、相手にヘアピンなどで仕掛けて、高い位置でスマッシュを打つプレーをしたくなるだろう。 かといって、これをやり続けることは難しい。なぜなら、相手がやらせないようにしてくるからだ。これが対人競技の難しさであり、おもしろさである。
このとき、自分のやりたいプレーができない時に、戦術を変更できる選手は比較的少ないのではないか。「これがダメならこう戦おう」という"引き出し"を持つことで 勝つ可能性が増すことを意識していこう。


●相手をいかに崩せるかが勝負・・・
 先ほどの例では、長所のスマッシュを生かすために、速く動いて高い位置から落として、相手にシャトルを上げさせる。そこでスマッシュで叩くことを やり続ける。という勝負をする。ところが、相手のレベルが上がるにつれて、思い通りにさせてもらえず、体力も削られる。疲れて足が止まれば"ゲームオーバー" になってしまう。
 そんな時、スマッシュ・ネットだけに頼らず、相手をいかに崩して自分のスマッシュに結びつけるかとというプレーに重点を置いてみよう。 無理に攻めにいかず、相手の特徴を利用しつつ、ラリーをしながら攻撃に持っていく。このバリエーション(=引き出し)が結果につながるかもしれない。
 日本代表の桃田選手は、レシーブやロブなどを得意とするラリータイプ、西本拳太選手は、ラリーをしながら長身からのスマッシュを武器としている。
 選手によってプレースタイルが異なるように、それぞれ得意とする相手・苦手な相手がいることだろう。シングルスは、相手の特徴をしっかり把握し、 いかに崩せるかが勝負となる。
 今回、次の3つのタイプに分けて戦い方を考えていこう。
@スマッシュが得意な相手
A動くスピードが速い相手
Bレシーブ力が高い相手

 自分がどのタイプかというのも戦い方を考える上で大切だが、相手のタイプから攻撃のチャンスにつなげることも考えて、"引き出し"の一つにしていこう。
--------------------------------
(^_^)上記 @ A B で"引き出し"を増やそう。

▲戻る