★ダブルス基礎講座(3)
  [前衛と後衛の攻撃論]


(1)予測の仕方と緩急の使い方
 [前衛:予測の仕方] 相手の表情を見る
 前衛の役割の一つに「次のプレーの"予測"」が大事。これは基礎講座(1)でも紹介したとおり、 予測するコツの一つは相手をよく見ることだ。レシーブの構えや起っている位置、そして表情などから予測に必要な情報を 読みとる。
 例えば、自分たちが攻撃しているときに相手の顔をよく見ると、「クロスにレシーブしてやるぞ」とか「安全にストレートでレシーブしておこう」などの 考えが、意外と表情や目線に出ているものだ。また、体全体を見ると、レシーブの打ち方にも違いが出てきて、クロスなのかストレートなのかも 感覚的に分かってくる。
 前衛は、相手がレシーブしてから反応しようと思っても、距離が近いので遅れがちになる。相手の情報を頭にインプットして、相手がレシーブする前には 振る準備や立ち位置を変えられるようにしよう。
 ネット前のプレーが多い前衛は、プッシュにいくか、それともヘアピンで落とすかの判断が多くなる。
一概にはいえないが、試合の前半はプッシュやドライブで押し込み、後半はヘアピンやクロスネットを織り交ぜて組み立ててみる。相手が強い球に 慣れたり、プッシュを警戒する後半の方が、ヘアピンやクロスが決まりやすくなる可能性がででくるハズ。
 [後衛:緩急の使い方] 相手のねらいの裏をかく
 後衛が攻撃で打つショットは、スマッシュ、ハーフスマッシュ、カット、ドロップなどがある。毎回フルスマッシュが打てる体力があればよいが、 まず無理だろう。それに相手も速さになれてきて、攻撃自体が単調になる。
 攻撃が同じリズムにならないためには、意識的に変えるのがショットの緩急だ。
 例えば、スマッシュの速さを抑えてタイミングを外すためにハーフスマッシュを使ったり、相手に深めのロブやクリアーを打たれたときに、 あえてフルスマッシュを打ってみたり、球足の短いドロップなどを混ぜるなど、相手の状況でショットを判断する材料にしよう!

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(4)前衛と後衛の攻撃につづく

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