★あなたは「横の動き」型か「縦の動き」型か
   日本の女子ダブルスは世界でもトップレベルの強さを誇っているが、それぞれのペアの強みは大きく異なっている。
世界選手権2連覇の松本麻佑/永原和可那は、長身を生かした女子ダブルス屈指の攻撃力が最大の武器。全英OPを制し、世界ランキング2位の 福島由紀/廣田彩花は、ペアの二人ともがコートを一人でもカバーできるほどのフィジカルを持ち、穴がなく、持久力があるため簡単に負けることはない。  また、このたびコンビを解消したリオ五輪金メダリストの高橋礼華/松友美佐紀は、高い経験値で、長年積み上げたコンビネーションで、どのような 対戦相手にも対応できる力を持っていた。
 このように三者三様のダブルスの、コートでの動き方を「横の動き」型か「縦の動き」型かに分類して、自分たちが目指すプレーのタイプを見つけて 参考にしてみよう。
 

「横の動き」型か「縦の動き」型か
 後衛タイプの選手がスマッシュを打ち、前衛タイプの選手がネット前で潰す・・・・・・というオーソドックスなダブルススタイルのペアは、基本的に 「横の動き」を得意としている。
今、ダブルスの典型的な得点場面をイメージしてみよう。後衛がスマッシュをコートの中央くらいで打ったら、相手からの返球はパートナーである前衛が 決めに行ける。(図1)
 このとき、後衛は逆サイド(横方向)をケアしてカバーに行くことになる。

 一方、「縦の動き」が得意なペアは、同じように後衛がコート中央くらいでスマッシュを打ったら、後衛が前に出て決めにいく。そしてパートナーである前衛は、 あいたコート後方(縦方向)をカバーにいく。(図2)

(^_^)
 「横の動き」と「縦の動き」のどちらを得意としているかというのは、それぞれのプレーヤーの資質や能力、またそれをどう生かすかという ペアの決めごとによる部分も大きい。
まずは、自分たちがダブルスをプレーする中で、自分たちはどちらのタイプなのかを考えながら練習していくとよいのでは....

▽高橋&松友、松本&永原、福島&廣田の動きへ続く
▽「横の動き」型「縦の動き」型の練習

▲戻る