ダブルス★サービスまわりで勝つ! -2-
今回は、「サービスまわり」と「3球目までの展開」を考えていこう。
右サイドからのサービスまわり
右サイドからのサービスのコースは、センターライン寄り、相手コートの真ん中、サイドライン寄り、の3カ所。このうち 「サイドライン寄り」は
距離が長めになりミスをしやすい、相手からのサイドライン際から角度のついたショットを打たれると厳しい、といった理由から多用はされない。
意表を突いて決まることもあるが、それ以上にリスクが大きいことを知っておこう。
センターライン寄りか真ん中かという選択で、ランダムに打てば相手は混乱する利点はあるが、自分とパートナーもまとまらなくなる。「通常は、
センター寄りにサービスを絞って打って、そこから相手のリターンを早く見極めて潰す」のがベスト。同じコースでもリズムとタイミングを変えて、相手を前に
来させないように気を付けること。
相手リターンは4点。
リターン@はサーバーが潰しにいく。残りの3点をパートナーが張って相手のフォア側に集める。
サーバーはネット前を潰すのが役目。レシーバーが下から置きにきたら素早く前に詰める。低いシャトルに対してもラケットを下げずにプッシュ!...
下から上に切って入れるようにする(上から下に大きく振るとミスにつながる)。
右サイドからのサービスリターンで意識するのが図の4点。そのうち、6〜7割は左サイドのハーフなので、パートナーへのボディと右奥は1〜2回潰しておけば
ほとんど来なくなる。すると相手の選択肢は「ネット前」と「左サイド」を重点的に待てばいい状態になればベストだ。
@ネット前はサーバーが潰すので、3球目となるパートナーが意識するのは「ストレートへのハーフ」。相手が右利きペアの場合は、フォアのハーフに低く速く送るのが有効だ。
フォア側?と意外な気がするが、レシーバーはリターン後にバック側を張ることが多い。フォア側は体を開けばシャトルが見えることと、抜かれたら後ろにいる自分の
パートナーがキツくなってしまうのを防ぎたいとの心理が働くためだ。前にいるレシーバーを抜いて後衛に下から取らせるのがベスト、遅れ気味の前衛に前で触られる程度なら
対応もできるハズ。
左サイドのハーフから相手フォアのハーフに低く速く打つにはパートナーのポジショニングが大事。後ろ過ぎるとハーフを下から取らされることになるのでNG。
より高く、より早く、より前でシャトルをとらえ、遅れた場合でも面を切って押し出すようにし、沈むような軌道でネットを越すこと。
(^_^)次回は「左サイドからのサービスまわり」に続く
以前に紹介した ▽サービスの戦術 サービスリターンのチェック も参考に!