実戦ルール(77)チェンジ・エンズを忘れた時の対応は?
競技規則第8条 エンドの交替
第1項 プレーヤーは、次の場合にエンドを替える。
(1)第1ゲームを終了したとき
(2)第2ゲームを終了したとき(第3ゲームを行なう場合)
(3)第3ゲームで、どちらのサイドが最初に11点に達したとき。
第2項 本条第1項の規定通りにエンドを替えなかった場合は、間違いが発見され次第、シャトルがインプレーでなくなったとき、速やかにエンドを交替するものとする。
また、スコアはそのままとする と記されている。
チェンジ・エンズを行なわずに試合が進んでしまったときの対応は、競技規則第8条 第2項の通り。主審または選手が気づいた時点で速やかにエンドを交替させる。
スコアは、最後のラリーが終わった時点のままでよい。
注意すべきは、競技規則にある”シャトルがインプレーでなくなったとき”という部分。
これは、エンドの間違いに気づいたのがラリー中だった場合、
エンドの交替はそのラリーが終わった後に行なうことを示している。
ラリーの途中で主審や選手が気づいても、ラリーを止めて対応してはいけないということ。
このシーンでの主審の正しい対応は、ラリーの途中で間違いに気づいても、そのラリーを止めないこと。止めてレットの扱いにしてはいけない。
主審は、一方の選手がプレーを止めてチェンジ・エンズを主張しても、プレーは継続されていると判断すること。選手の指摘を聞くのは、そのラリーが終わった後で、
エンドの交替もそのラリーのポイントが入った後からとなる。
今回のBのようにリードしているから、気づいているのにあえて修正しなかったのは、倫理的にも、マナーとしてもよくないので、フェアプレーの意味でも、間違いに気づいたら
ラリー後、速やかに主審に申告しよう。
(~_~)No.65のサービスコートの間違い でも同じ対応になっているので確認しておこう。