実戦ルール(60)サービス時、サービス側・レシーブ側がフォルトをしたときの対応
 競技規則第14条 レットについて、第2項で次の場合は「レット」である。(2) サービスのとき、レシーバーとサーバーの両方がフォルトしたときとある。
 前のめりのレシーバーがショートサービスラインを踏むフォルトをしたこと、ロングサービスを試みたサーバーは空振りのフォルトをしたこと。 サービスに際してサービス側・レシーブ側両者がそれそれフォルトをしたため、主審は「レット」とコールした。 この主審の判定は競技規則に沿ったもので、選手の質問に対する回答も正しい対応といえる。

 もし、サーバーが空振りせずに正しいサービスを打った場合には、レシーバーのみのフォルトなので、主審は「フォルト レシーバー・フット」とコールする。 ※高校の大会でサービスジャッジがいない場合は、主審がサービス前から両サイドの動きや立ち位置を確認しておき、フォルトを見逃さないように注意すること。

 レシーバーに関するフォルトは、競技規則・第9条・第1項(3)「サーバー及びレシーバーは、斜めに向かい合ったサービスコート内に、サービスコートの境界線に 触れずに立つものとする」に違反している。サーバーは同項(9)「サーバーがサービスをしようとしてシャトルを打ちそこなってはならない」という項目に違反している。
その他、レシーバーのフォルトについてサーバーが打つ前に動いた場合についても確認しておくこと。rulu(57)参考
[参考] その他、サーバーが起こしやすいフォルト
・サーバー自身がラインを踏む・足が床から離れた・サービスが打たれる瞬間にシャトル全体が1.15m以下でなかった場合などがあるので熟知しておくこと。

(~_~)仮にこの例のように両サイドのフォルトに気付きながら、直後にコールを言いそびれていても、ラリーの途中で「レット」をコールしても 構わない。この判断が遅れると、"流してもいいか"と思いがちになるが、これはダメ。必ず判定すること。

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