[1/15 マスコミ各紙] 村井満氏(Jリーグ前チェアマン)新理事候補に
日本バドミントン協会は 1月14日に臨時理事会を開催し、Jリーグ前チェアマンの村井満氏を新たな理事候補とする選任議案を承認した。
1月22日の臨時評議員会において諮る。
新たな理事候補に挙がった村井満氏は リクルート執行役員を務めたあと、2014年から22年までJリーグチェアマンを務めた。
毛利専務理事は村井氏の選出について「Jリーグチェアマンとして4期8年務められたスポーツ団体経営においては有数の方で、本会と理事会改革にいち早く参画して
いただき、経験とノウハウをお借りしていきたい」と期待を寄せた。また、相次ぐ不祥事などでガバナンスが問われる組織運営についても
「外部からの理事ということで、バドミントン界の外からの目で、新しい改革をやってくれることを期待しています」と話した。
1月22日の評議員会で承認されれば、同日に臨時理事会を開き、副会長に就任することが正式に決定する予定だ。さらに、日本協会としては6月の理事改選時には会長への就任を見据えている。
また、1月22日の評議員会では 理事・監事の解任も議題となる。対象は、昨年より問題となってきた元職員の公金私的流用や補助金不正申請の隠蔽に関わり、
厳重注意処分および注意処分を受けた理事・監事8名。
取材に対応した毛利専務理事によれば、昨年11月30日付で辞任した銭谷欽治・元専務理事とアドバイザーの肩書で再契約を結ぶことに関しては
議題に上がらなかったが、12月の理事会でさまざまな意見が上がったことを受け、協会および事務局としてあらためて契約は結ばないことを決めたという。
[12/2 NetNews] 日本バドミントン協会の新体制決定
日本バドミントン協会は 11月30日、臨時理事会を行ない、新会長に中村新一氏(68歳)、新専務理事に毛利達彦氏(63歳)が就任する
ことを決定した。
また、同日付でこれまで副会長を務めていた福田達夫氏が副会長と理事を辞任。同じく副会長を務めていた山田順一郎氏が副会長と
代表理事を辞任し、新たな副会長に朝倉康善氏(63歳)が就任した。
日本協会では、元職員による横領の隠蔽や国庫補助金の不正申請などの不祥事により、すでに関根義雄会長、銭谷欽治専務理事が11月30日付で辞任、臨時理事会で来年6月の改選期までの暫定的な新体制を決定した形だ。
臨時理事会では、理事の互選により新たな三役を決定。一連の不祥事で厳重注意処分および注意処分を受けた理事を新三役の対象から外して審議、選定。なお、辞任を決めていた関根会長、銭谷専務理事、福田副会長は申し出により同理事会を欠席。
なお、中村新会長、毛利新専務理事は2021年6月から理事を務めて、現在1期目。2019年、元職員の横領が発覚した際に理事の総意で
その事実について公表しないことを決めた当時には理事ではなかった中村新会長は、
「そのときは五輪の開催前、諸事情によって当時の役員のそのような対応をとり、結果的に皆様から見れば隠蔽ということになってしまった。やっぱり悪いことは悪い、隠蔽は隠蔽という認識を今は持っています」と、協会内の不祥事への見方を示した。
中村新一・新会長のコメント(抜粋)
来年6月の評議員会を目途に、それまでの7か月間は自ら身を切る改革を行ない、ガバナンスコードに適合した理事会構成の具現化をめざす期間として、その結果として世の中の信頼回復を果たしていきたいと存じます。
具体的には、多様な人材登用による理事会構成を具体化し、組織の管理・監督を強化します。6月の理事会改選時には経験豊富な外部理事
および女性理事を登用し、多様性と実効性を確保します。
さらには外部実力者を代表理事、会長とすることも含めて選定を行なっていく所存です。また、ガバナンスコードに沿う形で、女性理事40パーセント、外部理事25パーセントの目標設定、理事の就任期間を原則5期10年にすることなどもめざしていきます。評議員会の構成も、令和7年の改選期までに外部および女性の割合を具体化していきたいと存じます。それらを具体化するために、定款等の見直しと、これまでの反省を生かし、再発防止を含めて関係規定の整備も行ないます。さらに、協会事務局の機能の強化と、運営スキルの向上も推進していきます。