【ヨネックス・オープンジャパン】
[9/13デイリースポーツ]奧原希望が女子シングルス初優勝!
女子シングルス決勝で、世界ランク9位の奧原希望(日本ユニシス)が、同10位で13年覇者の山口茜(福井・勝山高)との日本人対決を2−0でのストレート勝ちで制し、
初優勝を果たした。
けがを乗り越えて復活した奥原が、18歳の新星を完全に攻略し、両こぶしを握った。「最近、1回戦敗退が続いていて不安な気持ちで臨んだ大会だったけど、
日本のファンの皆さんの声援のおかげで頑張りました。バドミントンができる幸せな気持ちを忘れません」。スタンドに一礼し、大きな拍手に応えた。
身長155センチの奥原が試合前に「ちびっこ対決ですね」とジョークを飛ばしたように、156センチの山口との小柄同士のファイナルとなった。奥原は第1ゲームを
21-18で先取すると、第2ゲームも山口のショットをこれでもかと拾い上げ、得意のドロップショットで幻惑し21-12圧倒した。
今年5月のスディルマン杯では、女子シングルス代表として山口と2人で日本チーム初の銀メダル獲得をけん引。「茜ちゃんは日本の女子シングルスを引っ張っている存在。
尊敬している」。遠征でも同部屋で枕を並べ、バドミントンのことやメンタルのことで話し合ってきた盟友と晴れ舞台で好ゲームを演じた。
13年に膝を手術するなど、度重なる故障で過去2大会はコートに立てなかった苦労人。「ナショナルチームのジャージーも着ることができず、スーツで観戦してました」
と悔しさを抱えてきた。この1年はトレーナーの指導の下、ストレッチや体幹トレーニングなど再発防止に取り組んできた。「前は膝が痛くて正座もできなかったけど、
今は普通にできる」。けがを乗り越えて3年ぶりに臨んだ国内唯一のスーパーシリーズで、日本のファンの前で完全復活を印象づけた。
悲願の初優勝を果たした20歳。現在もリオデジャネイロ五輪の代表候補の筆頭だけに、来年のメダル獲得にも期待が膨らむ。
[9/13朝刊]奥原と山口で決勝、女子単
バドミントンのスーパーシリーズ、ヨネックスオープンジャパン第5日は12日、東京体育館で各種目の準決勝が行われ、女子シングルスで2012年世界ジュニア選手権覇者の
奥原希望(日本ユニシス)が昨年のSSファイナルを制した戴資穎(台湾)に21-12,14-21,21-19で競り勝ち、初の決勝に進んだ。
2年ぶりの優勝を狙う山口茜(勝山高)も王適嫻(中国)を21-12,15-21,26-24で破り、決勝で奥原と対戦することになった。
男子ダブルスの早川賢一、遠藤大由(日本ユニシス)組は中国ペアにストレート負け。
女子ダブルスの松尾静香(NTT東日本)、内藤真実(ヨネックス)組は世界選手権2位のデンマークペアにストレートで敗れた。
[9/12朝刊]山口粘って女子4強
バドミントンのスーパーシリーズ、ヨネックスオープンジャパン第4日は11日、東京体育館で各種目の準々決勝が行われ、女子シングルスで2年ぶりの優勝を狙う
山口茜(勝山高)が、ロンドン五輪金メダルの李雪※(くさかんむりに内)(中国)を21-19,13-21,21-16で破り、4強入りした。奥原希望(日本ユニシス)は三谷美菜津(NTT東京)に
2−1で勝った。
男子ダブルスでは、8月の世界選手権で3位の早川賢一、遠藤大由(日本ユニシス)組が韓国ペアをストレートで下して準決勝に進んだ。園田啓悟、嘉村健士(トナミ運輸)組は
世界ランキング1位の李龍大、柳延星(韓国)組にストレートで敗れた。
女子ダブルスの松尾静香(NTT東日本)、内藤真実(ヨネックス)組は韓国ペアに逆転勝ちした。
[9/11朝刊]三谷8強、世界1位撃破
バドミントンのスーパーシリーズ、ヨネックスオープンジャパン第3日は10日、東京体育館で各種目の2回戦が行われ、女子シングルスは世界ランキング18位の三谷美菜津(NTT東京)が
同1位のサイナ・ネワル(インド)を21-13,21-16で破る番狂わせを演じ、8強入りした。
山口茜(勝山高)も米国選手にストレート勝ちし、奥原希望(日本ユニシス)とともにベスト8に進んだ。
男子シングルスの桃田賢斗は魏インドネシア選手に逆転負けした。
ダブルスは男子の園田啓悟、嘉村健士(トナミ運輸)組、早川賢一、遠藤大由(日本ユニシス)組が準々決勝に進んだ。女子第1シードの高橋礼華/松友美佐紀(日本ユニシス)組は松友の右足首負傷で棄権し、松尾静香(NTT東日本)、内藤真実(ヨネックス)組の不戦勝となった。
[9/10朝刊]山口2回戦へ、男子桃田も
バドミントンのスーパーシリーズ、ヨネックスオープンジャパン第2日は9日、東京体育館で各種目の1回戦が行われ、女子シングルスで
2年ぶりの優勝を狙う山口茜(勝山高)は世界選手権3位の成池絃(韓国)を21-18,21-12で破り、2回戦に進んだ。
男子シングルスで第4シードのの桃田賢斗(NTT東日本)は魏楠(香港)を21-17,21-17で下した。
女子ダブルスの前回覇者で第1シードの高橋礼華/松友美佐紀(日本ユニシス)組はインドのペアをストレートで退けたが、松友が第2ゲーム途中に
右足首を負傷した。2回戦では松尾静香(NTT東日本)/内藤真実(ヨネックス)組と対戦する予定。
世界選手権3位の福万尚子/与猶くるみ(再春館製薬所)組は昨年の仁川アジア大会を制したインドネシアのペアに敗れた。
[9/9朝刊]田児が予選敗退
バドミントンのスーパーシリーズ、ヨネックスオープンジャパン第一日は8日、東京体育館で行われ、男子シングルスの田児賢一(NTT東日本)は予選1回戦で
韓国選手に1-2で敗れた。世界選手権銀メダルのリー・チョンウェイ(マレーシア)は2試合に勝って本戦に進んだ。
女子シングルスでは川上紗恵奈(福島・富岡高)荒木萌恵(西武台千葉高)らが本戦に進んだ。
男子ダブルスの池田信太郎(エボラブルアジア)大島一彰(日立情報通信エンジニアリング)組は、勝てば本戦進出だった予選2回戦で、対のペアに1-2で競り負けた。
池田は、予選敗退後に記者会見を行い引退を表明した。
[8/20朝刊]日本バドミントン協会は、東京体育館で世界バドミントン連盟公認の「YONEX OPEN JAPAN 2015バドミントンワールドスーパーシリ−ズ」を9月8日〜9月13日まで開催する。
YONEX OPEN JAPAN(ヨネックスオープンジャパン)は、年間12戦行われている世界ランキング上位のトップ選手たちが出場する
バドミントンワールドスーパーシリーズのひとつで、今年で34回目の開催となる。賞金総額27万5000USドルの国際オ−プン大会で、世界各国より約200名以上が参加する。
今年は、2016年リオ五輪出場に関わる重要な一戦。日本は、2014年トマス杯では男子代表が初の優勝に輝き、ユーバー杯でも女子代表が準優勝を飾っている。
それ以降も、世界選手権で女子シングルスの三谷美菜津(NTT東日本)、女子ダブルスの前田美順/垣岩令佳(再春館製薬所)が銅メダルを獲得。高橋礼華/松友美佐紀(日本ユニシス)は
世界ランク上位選手で争うスーパーシリーズファイナルで女子ダブルス優勝を果たした。
今年5月のスディルマン杯では日本は韓国、デンマークら名だたる強豪国を退けて準優勝。今や世界上位国として追われる立場となっている。
各国のエース級が参戦する伝統の大会である同大会の格付けは、五輪出場に関わる世界ランキングのポイントが高いスーパーシリーズ。上位進出者には高ポイントが入るため、
1回戦からハイレベルな勝負の連続が予想される。
男子シングルスには、マレーシアのリー・チョンウェイ、林丹(中国)らレジェンドプレーヤーたちが参戦。世界ランク1位のチェン・ロン(中国)や同3位のヤン・O・ヨルゲンセン(デンマーク)ら世界トップランカーも、集結する。
女子シングルスには、昨年の世界選手権女王で、今年の全英選手権覇者でもあるキャロリナ・マリーン(スペイン)や、世界ランク1位に君臨したインドのサイナ・ネワールらが出場する。
日本選手は、4月のシンガポールオープンでスーパーシリーズ初優勝、6月のインドネシアオープンで早くも2勝目をとげた桃田賢斗(NTT東日本)や、前回の優勝ペアで中国にも実力で引けをとらない高橋/松友などが、ホームの利を生かして優勝をねらう。
さらに、山口茜(勝山高/13年優勝)、田児賢一(NTT東日本/13年準優勝)、前田/垣岩(14年準優勝)も世界の精鋭と対等に闘う力がある。