意外に知らないストリングの知識
(1)ゲージの太さによる影響は?

 基本的に太さは耐久性につながる。太ければ切れにくく、細ければ切れやすい。適正範囲のテンション(後述2で)では 太いゲージのものは長持ちするので初心者・学生には経済的だ。一般的に0.7mm以上のものをいう。
それに対し、細いゲージは耐久性は落ちるが、反発力が良くなり、打球のスピードもアップし、打球音も高くなるので爽快感を得られる。 0.66mm〜0.68mm程度。
 スマッシュをガンガン打っていく攻撃タイプの選手は細いゲージを好んでいる様子。高めの音も、気持ちよく聞こえるので 感覚的にもスマッシュに好影響を与える。
 一方、太いゲージはシャトルがストリングに接している時間が長くなるため、コルクが少し食い込んでから球が離れていく。 そのため、ショットの飛距離や伸びが良くなるのが特徴。
 スピンネットやカットに効果があるのは糸の表面がザラザラしているストリングを選ぶと良い。これが微妙にコルクに引っかかり、 スピンを高めたり、カットの切れが良くなる。
 逆に、表面がツルツルのストリングはコルクと接触する時間が短くなり球離れが早い。これが反発力を高めることになるので、 攻撃型の選手に向いている。
次回は「テンション」について

△もどる