★足を踏み込むときのランジ動作!
バドミントンのプレーの中で非常に多いランジ動作
ランジは、足を前後に開いた姿勢で、股関節や膝関節の曲げ伸ばしを行うことをいう。ネット前に踏み込むときだけではなく、両サイドやフォア奥に
大きく踏み出す時などにもランジに近い動きを使っている。
バドミントンで、このランジ姿勢をとるときには、ヒザの角度は135度が良いといわれている。厳密でなくてもよいので"ヒザが前に出すぎないようにするのが大切"。
足首がヒザの下にあるぐらいが目安で、ヒザが前に出すぎるとケガのリスクが高くなる。その意味でもプレー時のカカトをつく位置が重要になってくる。
構えの姿勢からランジ動作に入る時、つま先とヒザの向きを踏み込む方向(体の外側)に踏み直すことが大事になってくる。初心の時にはつま先やヒザが内側に
入ることが多く、体が不安定になるもとだ。つま先やヒザをやや外側に向けることで、内転筋を使いやすくなる。
前回の「足の裏の使い方」でも取り上げた、母趾球を意識することでヒザを前に行きすぎるのを防ぐことができる。シャトルを取りに行こうとして踏み込んだ足の
カカトが上がってしまうと、打球後の戻りに時間がかかり、余計な力がいるので、母趾球を使って体が前に行きすぎないようにしよう。
ただ、プレー中はラケットを持ってランジ動作を行うため、よりバランスが重要になってくるとともに、ラリー中であることから
戻りやすい状態をキープすることも必要だ。
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練習メニュー(1) ランジで腕相撲 二人一組でペアになり、向かい合わせでランジした状態で腕相撲。
バランスが崩れないように、全身を使って耐える。正しいランジの姿勢をキープすること。
練習メニュー(2) 風船キャッチ パートナーに風船をフォア側、バック側と交互に投げてもらい、ネット前のシャトルを
打つときのように利き腕側の足を踏み、両手で風船をキャッチする。構えは両足のつま先の向きを80度に開いた姿勢からスタートする。
ポイントは、構えの状態から風船が出された方向へ、軸足(非利き足)のつま先の向きを変えるように足を踏み直すこと。
練習メニュー(3) ラケットでシャトルキャッチ 風船キャッチと同様に、パートナーにシャトルをフォア側、バック側と交互に出してもらい、
練習者はラケット面でキャッチする。ラケットを持っていない方の手で体のバランスを取ることを意識する。
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腕をうまく使うこと
主に足を使うランジ動作だが、バドミントンでは腕の使い方も重要。非利き腕は利き腕に対して120〜180度の角度で開いてバランスを取ることを意識する。
ランジで大きく足を踏み込む動作ではバランスが崩れやすい状態になるので、ラケットを持つ腕と逆側の腕でうまくバランスを取って、体を安定させることができる。
非利き腕の手のひらは、上下どちら向きでもよいが、上半身が前倒しになる人は手のひらを上向きにすると安定感をキープできる。
(^_^)「足の裏の使い方」も参考に・・・