[インプレー(プレー中)のシャトルがフォルトになるとき]
・プレーヤーの身体または着衣に触れたとき・・・コート際でアウトと判断した相手の球をよけきれずにシャトルに触れるケースがあるので要注意。
コート外で触れてもフォルトになる。
・ホールディング・・・1回のストローク(スイング)でラケット上に乗せて(保持されて)打ったとき、ホールディングとしてフォルトになる。
1回のストロークでキチンと打ち返すこと。
・ドリブル・・・同じプレーヤに2回以上連続して打たれたときはフォルトになる。特殊な場合に、ラケットヘッドとストリングの部分に1回のストロークで
連続して打たれるのは「フレームショット」として許されることもある。
・ダブルタッチ・・・プレーヤーとそのパートナーによって連続して打たれたときはフォルトになる。バレーボーのようなトスを上げて打つことは許されない。
後衛が打った球が前衛のラケットに触れてもフォルトとなる。相手コートに返せてもダメ。
・シャトルがコート外の物(得点掲示板など)や天井に当たったときは、シャトルを打った側のフォルトとなる。ただ、プレーヤーが線審や得点掲示板などに当たった場合には
フォルトにはならないが、怪我につながるので周りには気をつけよう。
・インプレー中のシャトルがネットの上を通らずにカーブして入ったときはフォルト。サイドラインの外側から打って支柱の外から相手コートに入ることがあるけれど、
これはフォルトなので主審はきちんと見極めよう。卓球なんかはいいようだけど。。。
[インプレーにプレーヤーがしてはいけないこと]
・タッチ・ザ・ネット・・・ラケットや身体、着衣でネット(支柱も)に触れるとフォルトになり、相手の得点になる。バドミントンではネット前の攻防が
多いので要注意。
・ダブルスで、シャトルを打とうとしていない人がネットに触れても上記のフォルトになる。プレーヤーはペアのとちらかではなく、2人のこと。
・オーバー・ザ・ネット・・・ラケットや身体でネットの上を越えて、相手コートを少しでも侵すとフォルトになる。
・ネットの下から相手コートに入ったときは、全てがフォルトになるわけではない。主審判断、相手のプレーに影響があるかどうかで判断は分かれる。
詳しくはルール(4)、ルール(53)を参考に。
ただし、ネットを越えてきたシャトルを、自コートで1回のストロークで打ったラケットがネットを越えるのはやむを得ない。[次の図で確認]
・オブストラクション・・・相手を妨害する、ネットを越えたシャトルを追う、相手の正当なストロークを妨げる・・・
例えば、相手がネット際でプッシュしようとしているのを前に出てラケットでブロックしたとき、相手のストロークを妨害すると主審が判定するとフォルトになる。
また、プレーヤーが大声や身振りなどにより故意に相手の注意をそらした場合もフォルトになるので注意すること。当然インプレーでないときも威圧的な態度を取ってもいけない。
その他、体力や息切れを回復するために時間稼ぎをする、インターバル以外で主審の許可なくコートを離れる、シャトルに手を加えてスピードや飛び方を変える、
許されていない服装でプレーをしたり、暴言を吐いたり不品行な振る舞いをするなとがあれば、程度により「警告」「フォルト」「失格」などを取られるので要注意!