(2)守備編
Q3]シングルスでもダブルスでも、簡単にロブを上げてしまう。ヘアピンを打ちたいけれどタイミングがわからない。
ans. ロブの使い方を覚えよう![柏原みき(ACT SAIKYO)]
ロブを打つことは決して悪いことではない。確かに相手から攻撃されるイメージが強いが、自分の体勢が崩れたとき、体勢を整えるための時間を作ってくれる
大切なショットだ。ただ、不利な状況の時間稼ぎだけではなく、攻撃的なロブも取り入れるなど、高低差を付けたり、左右に揺さぶって相手の体勢を崩せる球にも
なるので、ロブの使い方をどんどん増やしていって、ラリーの幅をひろげていこう。
ネット前の利用は、ネットよりも打点でとらえたり、速いタッチでシャトルを落とすプレーは大事なので、"前にでよう"という意識で積極的に動く意識を持つ。
ダブルスで、後ろで構えすぎるとネットの下でとらえさせられるので、自分のポジションを考えるのも必要だ。
Q4]相手のスマッシュを短くレシーブするコツは?。
ans. 体の前で当てることを意識しよう![小野寺義憲(日立情報通信)]
まず、レシーブではシャトルが来るところにしっかり足と体を入れることが大事。また、前でシャトルをとらえるのが鉄則。前でとれたほうが、いい打点で打てるし、
クロスでもストレートでもコースが打ち分けられる。
特にレシーブを短くしようとすると、ネットとの距離が近いほどコントロールしやすい。小手先でコントロールせずに、しっかりと体を入れることでショートレシーブも
浮かせずに返球できる。
(3)ゲーム編
Q5]シングルスで攻撃タイプ。自分のミスで連続失点すると気持ちの切替ができない、どうすればよいか?。
ans. スマッシュのねらいを変えよう![松村健太(ジェイテクト)]
自分が連続失点をしたとき、攻め急いだり、スマッシュ一本で決めようと思いすぎでいることが多い。連続失点を防ぐには、早く決めることことではなく、次の球を打つ準備だ。
スマッシュに頼るのではなく、その前にスマッシュで確実に決めるためのゲームメークを考えることが大切だ。また、リフレッシュの意味でも
肩を大きく回したり、タオルで汗を拭いて間を取るなど、切替の行動もいろいろととりいれてみよう。
守備タイプの人は長いラリーの中で自分の長所を出して、失点しても諦めずに我慢強く気持ちが続くが、攻撃型は連続失点すると落ち込んで次への対応が遅れる。
せっかく決める力があるのだから。次にどうやって点を取るか、ラリーで相手のミスを誘うなど意識を向けるようにする。
ans. 攻撃=スマッシュだけではない![坂井一将(金沢学院クラブ)]
スマッシュが決まれば確かにリズムに乗りやすいのは事実。が、相手が強くなってくると簡単には決まらなくなってくる。そういうときには攻撃のバリエーションが大事。
攻撃=スマッシュという考えではなく、カット、ドロップ、クリアー、ハーフスマッシュなどでも点を取りに行く。相手を揺さぶってポイントを奪える戦術も、
平素の練習から考えておこう。コートを大きく使ったラリーをするなど打開策も展開してみよう。
▼ゲーム(ダブルス)編に続く
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