(1)攻撃編

Q1]スマッシュが浮いてしまう。どうやったら角度をつけられる?
 ans. 落下地点の少し後ろに入ってみよう。[川島里羅(NTT東日本)]
 スマッシュが浮く理由を考えると、シャトルの下に体が入っていないことが挙げられる。落下地点の少し後ろにポジションをとることで、 シャトルを頭の真上や後ろではなく、前でとらえやすい状況を作る。
 また、打点が低ければシャトルは沈まないので、ヒットさせる高さを常に意識して、自分で一番しっくりくるポイントでスマッシュしよう。
 ans. スマッシュのねらいを変えてみる。[坂井一将(金沢学院クラブ)]
 身長があってもスマッシュが浮くのは、全力で打とうとして力が入りすぎるから。体の力がシャトルに伝わらず、棒球のようなスマッシュになると、 相手からカウンターを食らうこともある。「速いスマッシュより、まず沈める事を重視」するのも、ねらいを切り替えていいかも。力よりもコントロールが大事になるので、 自然と力みがとれるモノだ。

Q2]連続でスマッシュを打つと、2、3本目にミスをする。ドロップで逃げると相手に読まれて決められる、どうすればいい?。
 ans. 常に同じフォームでコンパクトスイング![松村健太(ジェイテクト)]
 スマッシュを一発で決めようとすると、体が力みすぎたり、スイングが大振りになってしまい、次の対応が難しくなる。2本目以降でミスが多い人は、 スイングをコンパクトにして連続して打てる体勢作りが大切。ドロップでつなぐときは、スマッシュと同じフォームで打つ意識が重要。 フォームが変われば相手に読まれてしまうので、常に同じフォームで打ちことを心がける。
 ans. スマッシュの力の割合に変化をつける。[星千智(日本ユニシス)]
 スマッシュを全力で打つとそれだけ疲れが出てくる。自分では気づかないうちに打点が下がっているので、それがミスにつながっていることもある。 3ゲームの試合を考えると終盤はパワーが落ちてくるので、全てを100%の力で打つのではなく、状況によって70%、80%の力で打つなど、一本一本力の割合を考えながら 変化をつけることも大切。ドロップはスマッシュとフォームを変えずに打つのは難しいので、スマッシュで力の割合を変えるのが得策だ。

▼(2)守備編に続く
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