<基礎打ち再確認>
 日頃何気なく打っている基礎打ち。目的や練習方法など今一度確認しておこう。
[目的]
 基礎打ちの目的は、大きく分けて、「ウォーミングアップ」と「基本ストローク習得のための練習」。
ウォーミングアップは大会での試合直前の練習や普段の練習の始めに肩慣らしとしてほとんどの人がやっているはず。 ただ、試合直前の基礎打ちは、風の流れや照明などコートの状態、シャトルの飛び具合などを確認することが大事で、 5分とか7分と短い練習で自分の調子や感覚などを確認することが要求される。
 もう一つの、基本ストローク習得のための練習で基本的なショットを磨くもの。通常10分程度だが、ストロークの習得をメインに考えるなら、 もう少し長めに取ることも必要だ。ただ、毎日の基礎打ちでは、何となくマンネリ化してだらけてしまいがち。これではレベルアップは望めないのでは・・・
[ショットや順番]
 カット系かドライブ系からスタートして徐々に強い球へ移り、体を徐々に慣らしていくイメージで。
一例として、 普段の基礎打ちドライブ→プッシュ&レシーブ→ドロップ(カット)&ロブ→クリア→スマッシュ&レシーブ→ヘアピン →(ハイバック[クリア・カット・スマッシュ])
 試合で使えるようになるには、時間があればハイバックを練習しておくこと。追い込まれた場面では役に立つので、日々の練習の積み重ねが大切。
試合直前の基礎打ち
 短い時間の中で効率時に打てるように種目別にショットを限定することも必要。
[シングルス]ドロップ(カット)&ロブ→クリア→スマッシュ&レシーブ→ヘアピン<前半を多めに>
[ダブルス]ドライブ→プッシュ&レシーブ→スマッシュ&レシーブ、サービスおよびサービスレシーブ<前半を多めに>
[意識]
 試合を想定し、ミスをしない。単純な練習をいかに意味のあるものにするかが大事だ。
最近の試合は、ラリーが長いので、その中で勝つには単純なミスをなくすことが非常に重要。
 その他、ヘアピンなどを高い打点で打つ、コースなどを打ち分けるなど、本人の意識次第で意味のある基礎打ちにしていこう。

▽基礎打ち実践編
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