夏本番にかけての食事法
新入部員が入り、3年生が引退、活動の環境が変化し、さらに梅雨のシーズン、さまざまな条件からスッキリしないときも・・・。
今回はこうしたモヤモヤを食事の面から見直してみよう。
★なぜこの時期が疲れやすいか(~_~)
新入部員、進級、クラス替えなどで環境が変わり、人間関係も変化しながら再スタートすることが主原因。
また、梅雨の時期は気分が何となく晴れない上に、身体自体も疲れを感じるようになる。「全身がだるい」「関節が痛い」
「胃腸が苦しい」「体力が落ちている?」という人がいるかも・・。
梅雨時は湿度が高く、汗が蒸発しにくく、体熱がこもりやすい。屋内スポーツは汗をかきやすく、ぬれた着衣も不快感を増長する。
同時に塩分も失われてバテやすくなってくる。ビタミン類も消耗され、集中力が失われることになる。
★ストレスと胃腸の関係(~_~)
腸の活動と脳が関連しているという最新の研究もある。「附の人苦手だなあ」「雨か、うっとうしいなあ」など気持ちが暗くなれば、そのストレスは胃腸にもすぐ伝わる。
逆に、愉快な気分で過ごしたり、おいしいと感じながら食事をすると、唾液がよく出て胃腸が活発になってくる。
ものごとを良い方向に考えるように変えるのがストレスを軽減させ、胃腸も軽快になってくるハズ。
[ストレス軽減の食事例]旬に出回っている食べ物をしっかり食べるのが基本だ!
夏に色が濃くなるキュウリやピーマンの緑、ナスの紫、トマトの真っ赤な色などは強い紫外線を防ぐための植物が作った防衛物質だ。
この色こそ強い抗酸化作用をもっており、ストレスや脳卒中、ガンなどの予防効果もあるといわれている。温室育ちの野菜などが色の薄いのがわかる気がするな・・・。
★腸をつよくする発酵食品(~_~)
野菜を肉や魚の2〜3倍摂れば、野菜に含まれる繊維が便をほどよい固さにして便秘を防ぎ、栄養素の吸収をコントロールしてくれる。
野菜のほか、ヨーグルト、ナチュラルチーズ、納豆、ぬか漬け、キムチ、味噌、酒粕、甘酒などの発酵食品が
腸内の善玉菌を増やしてくれる。
オリゴ糖は善玉菌の栄養源となりプラスになるが、「肉じゃが」や「ポテトサラダ」などがお勧め。
ヨーグルトに関しては、含まれる乳酸菌の種類があり、中には腸に届く前に胃で酸により死滅してしまうモノもあるので要注意。
できたら毎朝100g程度摂りたいものだ。
★酸っぱいモノが食中毒を防ぐ(~_~)
不思議に激しく動いた後レモンを丸かじりしても全く平気だったり、ゴールしたランナーやサッカー選手が試合中にレモンをかじる
風景を見たことがあることでしょう! 酸味は筋肉内のクエン酸サイクルにじかに成分を供給するので、疲労回復に役立つ。
レモン以外に、梅干しを食べたり、酢飯(寿司ご飯)、酢の物(キュウリやわかめ、もやしの酢物、小魚の酢漬け)、らっきょうの酢漬けなどなど疲労回復にぴったり。
酸っぱい食品のもうひとつの効用は食中毒の予防。カビなどの増殖を防ぎ、ときには細菌をも死滅させる。この時期の弁当はなるべく酢を使い、
真ん中に梅干しの入った日の丸弁当で、できるだけ冷たい場所で保管しておこう。
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