「ベースづくり」でレベルアップ -1-
●ベースづくりのポイント
ビギナーやバドミントンの初級者が「基本となるベースづくり」を実践することで、ストロークの精度(コントロール力がつく、
多くの球種が打てるなど)が高まり、カバー力(懐の深さ、多彩なフットワーク)が身に付く。
ラケットとシャトルの2つを使用するバドミントンは、スポーツとしては難しい競技に入る。この2つの道具をうまく使うためには、
ボディワーク、ラケットワーク、グリップワーク、フットワーク、ヘッドワークが重要になる。
◎ヘッドワーク・・・判断、駆け引き。
目で入ってきた情報(インプット)を体でアウトプットさせる「ベースづくり」は、試合での判断力や駆け引きにもつながる。
◎ボディワーク・・・目、肩甲骨、ヒジ゙指、股関節、骨盤、足裏、拇指球、足指。
コーディネーションなどを通じて、競技をスタートさせる前に、遊び感覚で体を動かすことも大切。スムーズなボディワークが
身に付けば、自然と競技に活かしていける。
"力まずにラケットを振る"、"グリップは常に緩めて握る"といったポイントも随所で説明してきた。
そこにつながるのが、「肩甲骨」を緩めて動かすこと。
けれども肩甲骨を動かすことは簡単でもないので、
野球の前田健太投手がやっている『マエケン体操』などで肩甲骨の動きを確認してみるのもいいのでは・・・。
『マエケン体操』[youtubeへ]
肩甲骨がうまく使えるようになると、ヒジが柔らかく使え、グリップもうまく使えるようになる。ヒジの力みや
グリップの力みがとれて、ラケットがしなるようなイメージのスイングができる。
◎ラケットワーク、グリップワーク・・・力むと指がうまく使えないので、グリップは常に緩めておく。
いろいろな角度でシャトルをとらえられるといろいろな球種を打つことができるようになる。シャトルをどうとらえるとどんな球種になるのか、
遊び感覚でトライするといいのでは・・・。
[参考]▽「グリップワーク」
◎フットワーク・・・非利き足、拇指球、股関節可動域、スタンス、体重移動。
フットワーク時は非利き足、拇指球をうまく使おう。股関節を開いて十分なスタンスをとること。
また、軸を安定させるのはバドミントンのプレーの土台だ。体重移動の際、骨盤を乗せて体重移動する。
▽バドミントンを楽しくする「間」に続く・・・。