「さきよみっ!!」新たな視点で勝利のトビラを開け!−2−
★「予測」の要素はシングルスとダブルスで違う!
シングルス 基本的に、相手が打ってから動き始める
 フォームなどを見て予測はするが、先に動き出したり、極端な体重移動をすると、相手に逆に突かれてしまう。どこにでも動けるように構えて待つこと。
相手が打つ前に動いていいのは、完全に追い込んで「ここにしか返ってこない」という状況がつくれた時にしよう。
ダブルス(前衛) 相手をしっかり見て予測し、相手が打つ前に動く。
前衛が動かないと、後衛の動きも遅れる。前衛が先に動いて後衛の守備範囲を明確にしよう。自分もパートナーも相手が打ってから動くことは最悪だ。  予測が外れても、相手のショットを頭に入れながら確率を上げていき、6〜7割当たれば合格。「7割こっちだと思って張っていくから、 あとは後衛よろしく!」ぐらいの気持ちでOK...。外れるのが怖くて予測しないと、ずっとそのダブルスは成長しないかも。コミュニケーションをとりながら すべての球に触ろうとせず、「ここは後衛に任せる」と捨てる勇気も必要になる。
ダブルス(後衛) 相手が打ってから動くのが基本。予測が外れたときにフォローしてくれる人はいないので!
前衛が取るかもしれない球も含めて、全部を自分が打つつもりで動きだすこと。前衛の予測が外れても、最後の砦としてしっかり準備しておこう。
 特に後衛が打つスマッシュは前衛が止められるように打つことが重要。スマッシュが弱かったり、浮いたコースだと前衛はリターンの球に 対応できない。後ろから打ったスマッシュは1本では決まらない。ダブルスの予測は二人の連携作業だと心得ておこう。
 
★「予測」の基本技術(単複共通)
自分の感触がいいのか悪いのか
  いい体勢からいいショットが打てたとき、「いい感触だ!」と感じることが有るはず。その結果、相手が追い込まれたり、差し込まれているのが見えたら、 「もうここにしか返ってこない」と予測できる。逆に自分が体勢を崩されたり、打った感触も良くなくてクリアーが浅くなったりした場合、「相手のいい位置から 打たれる」と「予測」して、早く戻って構えればいいわけだ。
相手の打点が手首より上か下か
 手首より上→「つなぎ」も攻撃的なショットもある。 手首より下→攻められず、「つなぎ」のショットだと予測できる。
 つまり、相手がシャトルに対して手首より下から入った時点で、「攻撃的ショットはない」と予測できるので、ダブルスのショートサービスのリターンであれば、 ネット前かロブ。前衛は素早く前に詰めて攻める準備をすればよい。
 逆に、自分が手首から下に入ったときは、「相手が前に詰めてくる」と予測できるし、手首より上でシャトルを捉えることができたら攻撃的ショットが狙える ということだ。
(^_^)低く速いショットでコート奥に追い込んでも、必ず相手の打点に注目。打点が低くても手首が立った状態でとらえていたら、攻撃的なリターンを返してくる可能性があるので要注意!
 

「予測」の基本技術(続編) に続く
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