「さきよみっ!!」新たな視点で勝利のトビラを開け!−3−
★「予測」の基本技術(単複共通)その2
●攻撃的な打点で打たれるときは「一番速い球」を予測!
相手の打点が手首より上、さらにネットの高さ付近でとらえたとき。「相手が攻撃的に打ってくる」と判断できる場面では、一番速いショットを
予測する。その準備をしていればネット前にゆるく落とされても間に合う。
ただし、極端に前に詰めていると、予測していても対応できないときがある。少し下がって一番速いショットのコースにラケットの準備をするのが基本だ。
シャトルが来てから準備するのでは間に合わない。
●「確定ポイント」を見つける
相手の体勢やフォームから、「この体勢なら、こっちにしか打てない」と確定できるポイントがあるので、それを体得する。
例えば、「ロブと見せかけてネット前、あるいはその逆の時も...。フェイントの動きが2回はいることはない」。「フェイントアクションは1ストロークに1回だけ」という確定ポイントがある。
ネット前と見せかけながら、ラケットを引く動作が入った瞬間、「ロブだ!」と予測。素早く下がってスマッシュを打つことができる。
ヘアピンも、クロスを打つようにしていながら、ストレートに打つ動作が入った瞬間、「ストレートだ!」と予測できるので、フェイントを入れてくるタイミングと
ラケット面を見て読み切っていこう。
●素早く動き出せる体勢をつくっておく
いくら予測をしても、素早く動き出せなければ意味がない...。いい体勢を作っておくことが必要だ。
前出のように「相手が手首より上で打っていたら攻撃的ショットを予測」。左右に素早く動いて守るため、両足を肩幅より少し広く
横に開いて構える。
シングルスで、相手が手首より下で打っていたら、つなぎのショットを予測、。前後に素早く動けるように、足を前後に開いて構える。
どちらの場合も、膝を曲げて股関節に乗り、重心は体の真ん中にする。体を傾斜するために「やや前め」になるのはOKだが、左右に傾くのはNG!。
●相手の肩幅の左に打つか/右側に打つか
自分から見ての視点で、相手の肩幅より左側に打つと左側のコースに、相手の肩幅より右側に打つと右側のコースに返ってくる。
ボディではなくて、相手の片より左側、右側のどちらに打つか。少し差し込めば基本的には「真っ直ぐにしか返ってこない」と予測できる。
特にダブルスの前衛は思い切って張ること。たとえ外れても後衛がいるので積極的にプレッシャーをかけにいこう。ただし、相手に読まれていたらカウンターを食らうことになるので、
自分がいい感覚で打って相手を追い込めたか」を基準に反応すること。。
(^_^)