「さきよみっ!!」新たな視点で勝利のトビラを開け!−1−
★「予測」があなたのプレーを変える!
 試合中、相手と対峙している中で「ああいう体制になったら、ここにしか返ってこない」とか「ああなると、攻撃的なショットは打てないんだな」といった 予測ポイントがたくさんあると気付くことがある。
 相手のショットやコースが読めれば、チャンスが増えてラリーを制することができるし、試合を有利に展開して勝利に近づくことができる。
 実際、トッププレーヤーは対戦相手のあらゆるところを見て、高度な「予測」をしている。言ってみれば、予測し合いながらゲームを進めているわけだ。
★「予測」の始まりは自分のショット!
 一つ例示すると、「バック奥で後ろを向いてシャトルをとらえたら、強烈なスマッシュは打ってこないだろう」。これも立派な「予測」だ。
相手の体勢などから次のショットを先読みして、素早く準備する。それが予測だ。その最初の第一歩は、自分が打った瞬間、いい感覚で「厳しいコースに行った」と相手を 追い込めれば、「返ってくるのはここだろう」と予測して早く準備できる。
 逆に、「失敗した!」という感覚でミスショットになってしまったら、相手から攻撃されると読んで素早くホームポジションに戻る。 つまり、「予測」とは、自分が打った瞬間から始まると認識しておこう。

【「予測」するために見るべきポイント】
<1> 相手の体勢 体勢が崩れている(体が入ってこない)状態は手打ちになりやすく、返球コースが限られる。そこを読んで予測、対応をしよう!
→例:いいショットで奥へ相手を追い込めた→ネット前にストレートにしか返ってこないだろう[予測]→相手の返球の瞬間にネット前に詰めて"プッシュ"
<2> 相手のフォーム 相手のフォームにクセがあれば、ショットを予測しやすい!
→例:スマッシュとドロップ(カット)を打つときにフォームが少し違うとわかれば、ドロップのフォームの時は少し前にポジションを取る、などの予測が可能になる。
<3> 相手の打点 ネットで対峙する競技であるため、打点によってショットの速さやコースが決まってくる。相手の打点から予測して自分の構える位置を変えよう。
<4> 相手のラケット面 シャトルはラケット面が向いた方向に飛ぶので、相手のラケット面をしっかり見ていれば、相手が打つ前にある程度予測することができる。 体の向きや顔の表情でフェイントをかけてきても、シャトルの行方を最終的に決めるのはラケット面だ。
 ただ、上級者になると、打つ直前に面を変えるので要注意!もし、1回やられたら覚えておいて、次の予測に生かそう。
<5> 得意なショット、コース 相手が得意なショットやコースをゲーム中に覚えておくこと。
同じ場面が来たときに予想しやすく、相手の得意なところに打ってしまったときに素早く対応することができる。

(^_^)

「予測」の基本技術 に続く

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