★左右ペアの強さ&戦い方
 左右ペアも、対策を練る人も参考に....。
インターハイでも男子ダブルスの優勝は半数以上が左右ペア。さらに今春の全英OPでは遠藤大由&渡邉勇大が優勝した。


(1)クロス球を使って「フォア」を生かせるから強い
 自分のフォア側、つまりフォアハンドで対応する方がバックハンドより強い球が打てる。左右ペアは、右利きが右サイド、 左利きが左サイドの「フォア・フォア」の形を作れることが一番の特徴。それぞれの前に来ても後ろに来ても、基本的にフォアで対応することができる。

 そのフォアを生かすポイントとなるのが「クロス球を使うこと」。フォア・フォアでの攻撃時や、ドライブの打ち合いになった時にクロスショットを使えば、 クロスに返ってきた場合もストレートに返ってきた場合も、左右ペアにとっては"フォア側"になりやすい。
中高生では単にクロス球に不慣れということもあって、より左右ペアが優位に立てる可能性が高くなる。

フォア・フォアでの攻撃展開例


(2)戦術を増やすことが勝利に近づく
●左利きがクロスショットで攻める.....左利きがフォアサイドにいるとき<フォア・フォア>
 フォア・フォアでは左利きが後ろでクロススマッシュを打つと相手にプレッシャーがかかる。相手からはストレートへの甘い球が期待できるので、 それを前衛がフォアで決めにいく。

左利きのクロスカットも効果的なので、2〜3本ストレートスマッシュを連打してから落とすクロスカットを混ぜて使うと 相手を崩す大きな武器となる。

●左右ペアの基本ローテーション.....後衛のクロスで前衛が下がり、ストレート打ちでは前衛はステイ
 後衛がフォアからクロスに打ったら前衛が下がるのはフォアを生かすための左右ペア特有のローテーション。前後が入れ替わり、右奥は前衛が下がって対応する。
 後衛がストレートに攻めたときは、前衛がバック前に少し詰めるようにする。下がってしまうとネット前でプレッシャーをかけられない。


(^_^)
[▽左利きがバックサイドにいるとき]に続く
▲戻る