「動きやすい体」を作るエクササイズ[1]
 体育館が思うように使えなかったり、部活動のOFFが続くとき、シャトルが打てないのでストレスが溜まったりすることはないですか?
休み明けに「弱くなったな、ちゃんと打てるかな」などと不安を抱える前に、「動きやすい体」を作っておくことが大事。そこから負荷をかけていけば 「動きにくい」→「打ちづらい」→「いいショットが打てない」という悪循環に陥らずに済む。
勉強の合間や部屋でのちょっとした時でもできるエクササイズで「動きやすい体」をつくろう。
 動きやすい体は<1>骨盤が立っている、<2>股関節がいい位置にある、<3>体幹が自由に動く、<4>体幹と手足に連動性がある、といった条件がある。
シャトルを打てないときは、自分の体作りによいチャンスだととらえて、目的意識をもって続けていこう。


<1>骨盤を立たせる

 「猫背はNG」。真っすくに骨盤を立てて座る→体重を前に→さらに前に→スッと立つ→背中の角度をキープしたまま、 逆の動きでストンと落ちるように座る。

<2>股関節をいい位置にする
 人体の中で可動範囲が広い「球関節」は肩関節と股関節だけ。骨盤の「寛骨」における臼のようなくぼみと、 大腿骨の球状の部分が関節を構成している。靱帯でもでも補強されているので、 同じ球状の関節の肩関節に比べてはるかに安定していて、強い構造をしている。
いい位置にピタッと乗ればスムーズに動ける。
 股関節の可動域は広く、「前」「横」「斜め」あらゆる方向でいい位置に乗れるようエクササイズをしておこう。
[前進]歩く→前に出た左足に乗って左手で床を触る→元に戻って歩く→右足に乗って右手で床を触る→[繰り返しながら進む]

[真横]足を肩幅に開く→両手を真横に開く→側転のように体を真横(左)に倒し左手で床を触る→元に戻って逆(右)もやる

[斜め]同様に斜めに出た左足に乗って左手で床を触る→元に戻って斜めに出た右足に乗って右手で床を触る→[繰り返す]

「<3>体幹を自由に動かすには」に続く

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