シングルス編／上田拓馬
●相手の長所を消しながら戦う・・・　これには戦う相手の長所を知ることが大切。試合前に対戦相手が分かっているならば、どういった場面でその長所を出してくるのかを 分析しておく。それを打たれたときに、どこに返球すれば自分が有利になるのかを予め考えておくようにする。
●いい体勢で打たせない配球をする・・・　自分がスマッシュを連発して決めに行くタイプでなかったので、"相手に決められない"ための配球がラリーの軸。 そのためには相手にいい体勢で打たせないこと。相手の体格、得意プレー、動き方、癖を覚えておいて自分の戦術に落とし込んでいく。
自分のタイプだと、ロブやクリアーの正確性がとても重要。これができれば、ストレート、クロス、高さを生かした幅広い戦術が使えるようになる。
●忘れてはいけない"打った後"・・・　相手の長所を消すプレーだけでは、なかなかポイントが奪えないので、一発のスマッシュがない自分は、チャンスを生み出す戦術として 「ショットを打った後の戻り方」「ポジション」を重要視していた。これらを意識して戦術でラリーを制してほしい。

ダブルス編／藤井瑞希
●パートナーとの決めごとを作る・・・　ダブルスの戦術は自分とパートナーの二人の長所を得点に結びつけるために使う。たとえば、どんなパワーのある後衛でも ダブルスでは一人で決めきれないことが多いもの。前衛が適切に動いたり、チャンス球を作ってくれるからこそ、そのパワーが生きてくる。
「パートナーとの決めごとを作る」ことでお互いのムダな動きが減っていくメリットがある。
●二人で一緒に考える・・・　戦術を使うときに重要にことは、コミュニケーション。一緒に練習しているからといって、パートナーの動きや打つコースが全て分かるわけではないので、 話しをすることで、より意思の疎通を深めることができる。とくに戦術は、一人だけが理解して成り立つものではないので、"自分はよく分からないので･･･"ではなく、二人の 共通認識ですすめること！
●バドの戦術はシンプルに・・・　ダブルスの戦術の第一歩は「パートナーとの決めごとを作る」。このコースは自分が打つから、そこの球はあなたに任せる、という簡単なことから まずシンプルに。そして少しずつ増やしていくことで、、互いの長所を生かした"二人の戦術"ができあがっていくので、まずシンプルな一つか二つを・・・。

[基本戦術[2]]ストレート、クロスの使い方「コース編」に続く