上達に欠かせない「運動能力を」あげる
●体幹の重要性
 運動能力を上げるために大事なことは「体幹を器用に動かす」を実践すること。レベアップとケガ防止につながる。
体幹の重要性については何回か触れているので、その項目も参考に・・・。
 今回、体幹は「手足以外」として、主に股関節、腸腰筋、みぞおちのねじり、背骨、肩関節を扱う。
(1)主に股関節を動かす
◎座ってみぞおちをねじる・・・両ヒザを軽く曲げて少し広めに開く。両足を左右に動かし、[上体は動かさずに]みぞおちから下をねじる。左右に10回。
(2)主に腸腰筋を動かす
◎腸腰筋のばし・・・両足を肩幅に開いて立ち、両手を上げる。左足に体重を乗せ、左手を挙げる。[右足は浮く、顔は動かさない]同様に右も。左右に10回。
◎肩左右スライド・・・両足を肩幅より少し大きく開いて、両手は真横に開く。腰から下は動かさず、上半身だけ左右にスライドさせる。 ◎ゆらゆら運動・・・両足を肩幅ぐらいに開いて立ち、左足にゆらゆら揺れる。右に傾いたら、下から上へウェーブする感じで体重移動。[体が連動する感覚で]左右に15回。
(3)主にみぞおちをねじる
◎スコーピオン・・・うつぶせ、両手を真横に開く。みぞおちから上は動かさないようにしたまま、左足を右手につける。[肩はなるべく浮かさない]逆も。左右に10回。
◎体重移動しながらのひねり・・・両足を肩幅ぐらいに開いて、左右にぶらぶらさせた両手の動きとタイミングを合わせて、左右の足に体重移動して乗る。[顔は傾けないように、なるべく固定]左右に15回。
(4)主に背骨を動かす
◎キャット&ドッグ・・・両膝を閉じ、両手が肩の下にくるように四つ這いになる。ヘソをみるようにして背骨を丸める。→天井をみるように背骨をそらす。 [尻の位置は動かさない]10セット。

(5)主に胸部を動かす
◎背骨の上部を丸める←→反らす・・・真っ直ぐに立ち、背中を丸めながら体の前で両手の甲を逢わせる。胸を反らし、手のひらを外側連動させる。10セット。
◎前の動きに腕の回内・回外を加える・・・胸を反らしてから上腕を上から後ろに倒す。背中を丸めてから上腕を前に回して両手の甲を逢わせる。[回内・回外の連動のため2人1組で補助しながらでも良い]10回。

▽「同期させる動き」「ショットを高めるトレーニング」に続く・・・。
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