☆補食のとりかた[運動前]☆
スポーツ選手には、コンディショニングや優れたパフォーマンス発揮のために、補食が必要な場合がある。1日3食を規則正しく食べることが大切なのは
もちろんだが、試合などのスケジュールにより食事時間が不規則になってしまうとき、朝練で朝が早いとき、食事後運動まで4時間以上空くようなとき、
1日の練習が終わった後など、朝食・昼食・夕食の1日3食では足りないときがある。そんなとき、「補食」で量を増やしてエネルギーや栄養素を補おう。
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●運動前
パワー、持久力、集中力を運動中に維持するため、糖質(炭水化物)中心の食品を選ぶのがポイント。また、摂った糖質(炭水化物)を速やかに体内でエネルギーに
変え、内臓の負担を軽減するためにも、消化の良い食品を選ぶことが重要だ。これらを踏まえて、運動前の補食の量やタイミングを普段の練習から試しておくことで、
試合でも自分に合った補食の摂り方を実戦できる。
[ポイント1]運動前は糖質の多いものを
朝練などで2時間前に朝食の摂れない人は「おにぎり」や「パン」などからエネルギー源となる糖質を摂る。
食欲がない場合や運動直前では「エネルギーゼリー」や「スポーツドリンク」でもOK。これらは常温でも保存できるので常備しておくと便利だ。
[ポイント2]消化時間を考えよう
運動前の補食では、消化が良く、すぐにエネルギーになることが重要だ。脂質は糖質やタンパク質よりも消化に時間がかかるので、脂質が少ない食品を
選ぶのがポイント。例えばコンビニの「おにぎり」は、「チャーハン」や「ピラフ」よりも「米飯おにぎり」や「おこわ」がお勧め。
また、パンも「クロワッサン」「デニッシュ」「蒸しパン」「カレーパン」などより「ベーグル」「ジャムパン」などの方がお勧め。ポイント1で紹介した
「エネルギーゼリー」や「スポーツドリンク」は固形物よりも消化時間が短いので、運動直前や運動中にも利用できる。
●運動前の補食・実践例
・おにぎりは米飯、おこわ
・パンはベーグル、ジャムパン、やきそばパン
・スポーツフーズとしてエネルギーゼリー、スポーツドリンク
・その他・・・バナナ、焼きせんべい、団子など。