☆補食のとりかた[運動後]☆
 運動をすることで、エネルギーや栄養素が失われ、体に負担やダメージが及ぶ。そのため、次の運動時に最大級のパフォーマンスが発揮できるよう、 失われたエネルギーや栄養素を補充しなければならない。運動による体へのダメージを最前のコンディションまで改善することを「リカバリー」という。
運動後のリカバリーを怠ると、疲労が蓄積するなどパフォーマンスへの悪影響が懸念される。

 ●運動後
 なるべく早いタイミングでバランスの整った食事を摂ることが理想だ。しかし、運動から食事まで2時間以上かかる場合や、あまり時間をおかずに運動を繰り返す場合など は補食の利用が有効だ。
バドは、強度の高いスポーツなので、筋肉中に貯蔵される筋グリコーゲンを主なエネルギー源として利用している。運動中に使われた筋グリコーゲンを補充するために は、糖質(炭水化物)を摂ることが欠かせない。1日に複数回試合をする場合には、運動後のエネルギー補給を速やかに行い、次の試合に向け準備する必要がある。
 また、ダメージを受けた筋肉の修復のためには、タンパク質が必要となる。バドミントンは運動中に上肢や下肢など全身を動かしてプレーする。 そうした運動をすると、筋肉へも負荷がかかり、ダメージを与える。ダメージを受けた筋肉の修復が十分にできていないとパフォーマンスも低下することになる。
[ポイント1]運動後は糖質+タンパク質
 運動により失われたエネルギーや栄養素を補充して速やかに疲労を回復するには、糖質摂取がポイントである。
また、ダメージを受けた筋肉の修復にはタンパク質を合わせて摂ることが重要である。 運動後の補食には「おにぎり」であれば糖質とともにタンパク質も摂れる。さらに「鮭」「まぐろ」などの具からもタンパク質が摂れる。
その他「あんパン」「肉まん」「サンドイッチ」などもOK。「牛乳」や「ヨーグルト」など、牛乳・乳製品からもタンパク質が摂れる。
[ポイント2]運動後の補食は計画的に
 運動後2時間以内にバランスの整った食事が摂れるのであれば、基本的に補食は必要ない。補食を摂りすぎて十分な食事が摂れなくなると1日に必要な エネルギーや栄養素が摂れなくなり、本末転倒だ。
糖質やタンパク質に加え、ビタミン類やミネラル類を摂ることも、疲労回復や中長期的なコンディション維持には重要である。
 ●朝食前、運動後の補食・実践例
・朝食:運動前は[糖質重視で]おにぎり、バナナ、手っ取り早くエネルギーゼリー、スポーツドリンクなどで。空腹で運動することのないように!
・運動後は2時間以内にバランスの整った食事を摂る。難しいときは補食で[糖質+タンパク質]おにぎり、肉まん、サンドイッチ、牛乳、ヨーグルトなど

くれぐれも朝昼晩はバランスの整った食事を摂るのが基本(^O^)
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