選手に求められるマナーアップ
岡山の高校生の大会でも年々競技人口が増え、認知度や人気も上昇中だ。選手が自分の試合の合間に観るだけではなく、送迎や観戦に来ている保護者や
大きな大会や有名な選手の大会を純粋に観るファンも多い。
こうした中、競技者である私たちはコートや周辺で見せるマナーが大切になってくる。ルールブックに明確に書かれていないマナーについては、
先輩や仲間たちから教わったり、自分で見て学んでいるのが現実だ。ただ、時折、態度やプレーがよくない場合も見受けられる。
今回[グッドマナー宣言]して、本来の紳士・淑女たる原点に戻って、爽やかなバドミントンを心がけよう。
(1)
試合の前後はきちんと握手で挨拶をする。[インフルエンザ対策等で指示があったときを除く]
(2)
シャトルの返球は相手の受け取りやすい返し方で・・・相手から遠ざけた場所にシャトルを打ったり、強く打ちつけたりするのは見ていて不愉快。
ネット近くに落ちたシャトルも下から返すのではなく、拾ってから丁寧に返そう。高く、あるいは大きく打ち上げて返すのは厳密には遅延行為[反則]となるので
注意すること。
(3)
シャトル交換時・・・主審に、ラケットの上に乗せて差し出す選手やポンと投げるように渡す人など人柄が出てくる。
手渡しでしっかり交換できるよう
日頃から慣れておこう。
(4)
威嚇するようなガッツポーズや奇声は慎む。
パフォーマンスを高める上で、スマッシュを決めたり、ここぞという一本が決まったりして内面から出てくるガッツポーズや声は試合を盛り上げる意味でも
重要だ。ただ、相手に向かって大声でのガッツポーズや睨んだりすると威嚇行為として警告の対象になる。
(5)
時間稼ぎの汗拭き、給水はダメ。主審に汗拭きや給水を要求することはルール上認められている。が、許可するのはあくまでも主審。
休憩や、体力回復、試合の流れを変えたいという理由では通らない。主審するときはそのあたりをしっかりと見極めることが大切だ。
以前よくやられていた手でぬぐった汗をコート外にパッと払う行為があったが、現在これはNG(プレーの遅延行為)になっているし、見苦しいのでやめること。
(6)選手と審判の関係・・・主審や線審の判定に抗議している場面が時折見受けられる。ルール上は、
選手が主審に質問することはできるが、
抗議は許されていない。ミスジャッジやそれに近いとき感情的になる気持ちもわかるが、「え−?」「いまのはアウトだろう」といったり、しつこく納得がいかない
ジェスチャーをするとイエローカードやレッドカードの対象になる。
(7)その他・・・
・相手の体にシャトルを当てたら謝る姿勢を見せる。
・ミスをした選手がシャトルを拾いに行く。
・シャトル交換は、羽根の傷み、軌道が不規則になったら申し出る。飛ばないとか飛びすぎるのは理由にならない。季節にあったシャトルを使用しているハズ。
・相手のミスで大喜びをしない。
・サービスはスムーズな流れで行う。レシーブ側も何回も止めたり、サービスをなかなかしない(遅延行為)などがないように気をつける。
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