実戦ルール(98)サーバーのパートナーが、サービス直前に動いたときの対応
競技規則・第9条・第1項(1)「サーバーとレシーバーが それぞれの態勢を整えた後は、両サイドともサービスを
不当に遅らせてはならない。」とある。
今回、ダブルスの試合中、サーバーとレシーバーの準備が整った状況で、パートナーが動いたときの対応だ。
レシーバーのCが、「サービス直前にBが動いている」としてプレーを中断している。主審は、この時点で『レット』を
コールしていないのだが、この後 どのように対応すればいいのだろうか。
Bの行動について、サービス前については、上記 競技規則・第9条・第1項(1)で サーバーとレシーバーそれぞれのパートナーに関する
記載はない。ルール上は、パートナーが動いたり、素振りなどをしても反則ではないことになる。
パートナーが注意の対象となるのは、同条・第5項「ダブルスでは、サービスが始まり終了するまで、
それぞれのパートナーは、相手側サーバーまたはレシーバーの視界をさえぎらない限り、それぞれのコート内ならどこの位置に
いてもよい」という場合だ。
相手側の視界をさえぎる位置に立てば注意を受ける。また、サービスの準備が整った状態で コートの外に出ることも認められない。
今回の状況に、主審は 公認審判員規程・第5条・第9項(1)A「シャトルが近隣のコートから侵入してきても 自動的に『レット』とみなさないものとする。
もし、侵入してきたシャトルがプレーヤーの邪魔になったり、注意をそらしたりしないと主審が判断した場合は『レット』をコールしない」
を考慮しなければならない。
Bが反応したシャトルは、プレーの邪魔となる場所に入ってきた。本来は、シャトルの侵入時点で 主審はサービスを止めるべきだった。
侵入したシャトルがプレーの邪魔になっていたかで判断し、Bの拾おうとしたシャトルの位置からレットと判断したならば、
プレーヤーには判定が遅れたことを謝罪し、Aにも シャトルの侵入がCの注意をそらしたことを説明する。
その上で サービスのやり直しさせる ことになる。
(~_~)レットにするか、プレーを継続するかを判断するのは主審。プレーヤーよりも主審の判断が優先されるので、
プレーヤーは安易にプレーを止めないようにしないといけない。
別件だが、主審が「パートナーが構えていませんよ」とか「サービスが始まりますよ」とか声を掛けることは、ブレーヤーへの
アドバイスになるので、主審からの声掛けはしないよう注意する。