このように細かく規定されているが、学校の体育館などでコートの間が狭く、規定通りになっていない場合もある。
今回の状況は、(1)試合と関係ない人が、コート内に侵入してきて、シャトルを追って後ろに下がった選手とぶつかり、
シャトルを打つことができずにラリーが途切れた場合、
(2)シャトルを追って下がってきた選手が、コートをはみ出して
線審の足を踏み、体勢を大きく崩してしまい、すぐに戻れなかった選手は、相手に次のショットで決められてしまった。の2点。
結論は、(1)試合と関係ない人が、コート内に侵入してきた場合、"不測の事態"として「レット」をコールする。[競技規則第14条第2項(7)]
仮に、選手と接触しなくても、試合と関係ない人がコート内に侵入し、選手に危険性があると判断した場合は、すぐにレットをコールするのが
正しい対応だ。
(2)シャトルを追って下がってきた選手が、コートをはみ出して選手が線審と接触しても、主審は「レット」をコールせず、
そのままプレーを継続させる判断が正しい。
ただ、線審が何らかの理由でコート内に入り、選手と衝突した場合はレットの対象となる。
また、選手が勢い余ってコートの外に出てぶつかったのは選手側の責任となるので、コーチ席の人とぶつかった場合も、
同じ理由でレットにはならない。
(~_~)主審は、選手と線審が衝突するようなアクシデントを起こさないためにも、試合前に線審の位置や
コーチ席のイスの配置もチェックしておこう。