実戦ルール(85)試合中の携帯電話、スマートフォンなどの使用について

 公認審判員規程第5条 審判への指示事項 第15項「モバイルフォン(携帯電話、スマートフォン)
 (1)マッチ中のコートまたはコート周辺でプレーヤーの携帯電話が鳴った時は、 競技規則第16条第6項(4)の違反とみなされ、競技規則第16条第7項が 適用される。」とある。
 つまり、不品行な振る舞いと見なし、すぐに警告やフォルトの対応を取る。その試合において、 すでに別件で警告を受けている場合に鳴ったり、2回目が鳴ったりするとフォルトになる。

 また、ベンチ(コーチ席)での携帯電話、スマートフォンの使用については、公認審判員規程第5条 第12項「コートの外からのアドバイス に記されている。
同項(4)「コーチがプレーヤーの注意をそらしたり、プレーを混乱させるようなことがあってはならない」に抵触する。
主審は、選手や対戦相手を混乱させるたり、注意をそらしたと判断した場合は「レット」をコールすることになっている。
 一方、コーチ席の人が、スマートフォンなどを使用するのは、
同項(6)「コートサイドで、コーチはマッチ中、いかなる目的でも携帯電話、パソコンなどの 電子機器を使用してはならない」という項目に抵触している。
 他の団体スポーツの中には電子機器の利用が認められ、チーム全体で作戦を共有する手段としているシーンも目にするが、
個人競技のバドミントンでは、外部とのやりとりが不正行為につながる 可能性があるため、試合中の電話やメールなどができないように禁止されている。
 国際大会では、使用したコーチは退場させられるくらい、不品行な行為として認識されている。
 県内の大会では、主審が速やかに注意して、選手やコーチが素直に対応すれば、インターバル時にレフェリーを 呼んで報告する。
 大きな着信音やコーチ席での会話がラリーに影響を及ぼしたと主審が判断した場合は、「レット」の判定となる。その後はすぐにレフェリーを 呼んで対応してもらう。
(@_@)マナーモードの着信に気づいたコーチ等が席を離れるときは、シャトルがインプレーでない時にすること!

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