実戦ルール(7)インプレー中のシャトルがウェアに触れたら?
今回問題になっているのはシャトルがインプレー中にウェアに触れた時「フォルト」か「問題ない」のかと、主審の判定についてである。
競技規則第13条フォルトの項目で、第3項(5)「インプレーのシャトルがプレーヤーの身体または着衣に触れたとき」と記載されている。
これにより、本来ならBのフォルトとなりAが得点し、ゲームは続くはずのものだった。ところが、主審はAの打ったシャトルがBのウェアに触れたとき 気づかずにラリーを続けさせてしまった。
Aのみの主張で、Bが触れたことを全く認識していなくて、主審がそのままゲームを続行させたら、最悪の場合、Aの質問は受け付けられず、 フォルトなしでゲーム続行となることもあり得る。
今回はBも、「ウェアに触れたけど、返せたので問題ない」と言っていることから両者の主張を総合し、”Bのフォルト”で 試合を続けるのがいいようだ。
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ただ、判断・処置する唯一の決定者は主審であり、主審は、常に公平で、正確な観察力と正しい判断力でジャッジすることが求められる。

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