実戦ルール(63)サービスのフットフォルトについて
競技規則第9条 サービス
第1項 正しいサービスとは (4)サーバー及びレシーバーの両足の一部分は、サービスを始めてからサービスがなされるまで、その位置で
コート面に接していなければならないとある。このサービスの規則は幾度となく記述してきた。
サービスについてはサービス時の高さが注目されがちだが、実際には足に関する反則(=フットフォルト)も多い。
[図1]の足を引きずる動作は、構えたこの競技規則の「正しいサービス」に照らし合わせるとフォルトになる。足はコート面に接しているが、最初に位置から足が動いているので
「その位置で」に該当しないので正しいサービスではないというわけだ。
わかりにくいのが「両足の一部分」という点。足の一部が動かずに接地していればフォルトにならない。極端な例でいえば、足がつま先を支点にくるっと回転してカカトが
浮いてしまっても、つま先が同じ場所に残っていれば正しいサービスと判断する。
これ以外でも、ラケットヘッドの前方への動きが始まった途端に足が動き出した場合も、サービスが終了していないのでフォルトになる。
[図2]の場合は、サービスの始まりから終わりまでの間はカカトがコート面に接地しており、位置も動いていないのでフォルトにならない。
今回の例以外に、サーバーがラインを踏んでサービスするのもフットフォルトになる。長めの靴ひもが流行のようだが、この靴ひもがラインに触れた場合もフォルトの
対象になるので要注意。
(~_~)[rule60]で他のサービス時のフォルトに触れているので確認しておくこと。