実戦ルール(46)センターライン付近に落ちたサービスの判定
線審は担当ラインについて全責任をもつ。ただし、もし、線審が明らかに間違った判定をしたと主審が確信して、線審の判定を変更する場合を除く。
(公認審判員規定第6条 線審への助言第2項)
つまり、「もし、主審の判断で、線審が明らかに間違った判定をした場合、主審は次のコールをする。
i)シャトルがインのときは『コレクション イン』、ii)シャトルがアウトのときは『コレクション アウト』」
主審、線審も判定できなかったときは「レット」とコールすること」になっている。
No.42も参考に・・・
そもそもラインの判定は誰が担当するのか、主審の役割はわかっていますか?
一般的な高校生の大会では、線審が2名配置されている。この場合、センターラインの判定は主審が行う。サービス時では、センターラインと
ショートサービスラインの2本を主審が担当し、線審が単複のサイドラインとロングサービスライン(ダブルス)、バックバウンダリーライン兼ロングサービスライン
(シングルス)を担当する。
(~_~)
今回、ロングサービスがセンターライン付近に落ちて、線審が「イン」を判定し、主審が「コレクション・アウト」とオーバーコールしている。
センターライン付近は線審が判定するのではない。さらに、主審がオーバーコールしているが、これも必要ない。
正解は、線審には関わらず、主審がアウトと判断した時点で「アウト。サービスオーバー」のコールでよい。
センターライン付近は主審からは見えにくいので、近くで見ている線審の判定に頼りたくなるが、ルール上は線審に聞いてはいけない。仮に主審が判定できなかった場合は、
線審の「インあるいはアウト」のジェスチャーがあっても、主審の判断で「レット」にしなければならない。