実戦ルール(40)シャトルが天井に触れたと判断し、打つ動作を止めたときは?
シャトルが天井近くまで高く打ち上げられたとき、主審は「フォルト」をコールしてゲームを止めることなく、
そのまま続行させている。これは、主審が「シャトルが天井に触れていないと判断したから」または「シャトルが天井に触れたか
どうかわからなかったから」である。(公認審判員規程第4条第4項参照)
もし主審が「シャトルが明らかに天井に触れたと判断したのなら、当然「フォルト」がコールされ、プレーヤーAの
「フォルト」になったはず。(次の競技規則第13条フォルト参照)
競技規則第13条フォルト 次の場合は「フォルト」である。
第3項 インプレーのシャトルが
(4)天井または壁に触れたとき
とあるので、天井に触れたのであればプレーヤーBの得点となる。
ただし、ここで主審が心得ておかないとならない点は、大会によっては競技会場の天井が大会運営規程で定められている高さに
満たない場合もあること。その際に、シャトルが天井に触れたときの会場ルール(その試合の大会ルール)が定められている場合があるので、
それを事前に確認しておくことが必要である。(大会運営規程第11条と解説1参照)
(@_@)プレーヤーは主審がゲームを止めない限り、自分だけの判断でプレーを止めないように・・。
主審は、状況を説明した後、シャトルがプレーヤーBのコート内に落ちたので、プレーヤーAの得点をコールし、ゲームを続ければよい。