実戦ルール(38)レシーバーのパートナーが動いたと判断し、サービスの構えを解いてしまった!
 「サービスを打とうとした瞬間」という表現は競技規則にはない。
競技規則第9条第2項は「それぞれのプレーヤーのサービスの態勢が整った後、サーバーのラケットヘッド の前方への始めての動きが、サービスの始まりである」とある。
 (1)構えに入っていた(体勢が整っていた)だけでサービスは始まっていないと考えられるので、 サーバーが構えを解いてもフォルトにはならない。
(2)が、ラケットがまさにシャトルを打とうとしている瞬間ならサービスは始まっていることになる。 この場合にサーバーが動きを止めたら第9条にいう正しいサービスとは認められず、サーバーのフォルトとなる。
 つぎに、今回はレシーバーのパートナーが動いたと判断して構えを解いたとある。
第5項では「ダブルスでは、サービスが始まり、終了するまで、それぞれのパートナーは、 相手側のサーバーまたはレシーバーの視界をさえぎらないかぎり、それぞれの コート内ならどこの位置にいてもよい」とある。それ以外にパートナーについては規程はない。
主審が「レシーバーのパートナーが視界を遮ったり邪魔をしていない」と判定し、レシーバー側のフォルト を宣していない。
(~_~)今回は、サービスを打とうとした瞬間が(1)か(2)のどちらかの状況によってサーバーに対して判定することになる。。
関連で「実戦ルール(14)」も参考に…。

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