実戦ルール(33)線審にぶつかって打ちそこなったらレット?
ここでは競技会場と線審の配置をみてみよう。まず競技会場については、大会運営規程第3章の12条で、
「競技区域は、コートの外側四周にそれぞれ2m以上の余裕がなければならない。1会場に2面以上の
コートを設ける場合でも、隣接するコートとの間隔は2m以上とする。」
もし、隣接する競技区域との間隔が2m以上確保できない場合は、プレーに支障なく行われるように運営する。(解説2)
次に線審の位置は、公認審判員規程 第6条第1項で、
「原則として線審の配置はコートの境界線から2.5mから3mのところで、どんな位置のときも、外部からいかなる
影響(例えばカメラマン)も受けないところが望ましい。また、線審は1本のラインを判定することが望ましい。
これらの2つの条項にしたがってマッチが運営されている限り、線審は適切な位置に配置されているわけで、
今回のケースのような場合でレットになることはないと思われる。
ただし競技会場の都合で線審がコートに極めて近い位置にいたり、線審が所定の位置についていないでプレーヤーの
プレーを邪魔した際はレットとなる場合もある。ただし、この判定に関しては競技役員長(レフェリー)の判断が必要である。
(~_~)そうならないよう、線審は細心の注意を払いながら体を動かしながらプレーを
邪魔しないよう努めるので、よほどのことがない限りないでしょう・・・