実戦ルール(18)ラケットがネットを越えてもフォルトにならない場合
具体的には、競技規則第13条フォルトの第4項(2)で、「インプレーで、プレーヤーがラケットまたは
身体で、ネットの上を越えて、少しでも相手のコートを侵したとき、また、ラケットとシャトルとの最初の
接着点が、ネットより打者側でなかったとき(ただし、打者が、ネットを越えてきたシャトルを1回の
ストロークで打つ場合、ラケットがシャトルを追ってネットを越えてしまうのはやむを得ない)」とある。
つまり、後半にある()内の場合のみフォルトにならず、ゲームを続行させることになる。

(A)シャトルはまだ相手サイドにある。ラケットも相手コートを侵している。
(B)最初の接着点は打者側だが、シャトルはまだネットを越えてない。ラケットも相手コートを侵している。
(C)最初の接着点は打者側で、シャトルもネットを越えている。が、ラケットの先端が相手コートを侵している。

(D)明らかにフォルトではない。
(E)は、先ほどの()内の場合に該当し、フォルトにならない。
(~_~)
ネットを越えてきたシャトルを打ったこと、1回のストロークであること、打ったあとシャトルを追ってネットを
わずかに越えたときのみに限定されることを忘れないように。
「ワイパーショット」はこれとは異なり、少しラケットがネットを越えてもフォルトにはならず、美技として認められている。