実戦ルール(11)サービスがネット白帯に触れて相手コートに入ったら?
主審がいない、お互いに初心者同士の練習試合で起こりそうなこの問題、
(1)Bはなぜ自分のポイントだと思ったのか。Bはサービスの時、シャトルがネット白帯に触れたから自分の点になると思っていた。
レシーブをしていないことから推測できる。
(2)Bはなぜ、レットだと思ったのか。Bがサービスをレシーブしなかったからだと推測できる。
競技規則第9条第4項で、「サーバーがサービスをし、レシーバーが打ち返す体勢ができていたと判定されるとラリーが開始されたこと
になり、Bがレシーブしようがしまいが、ラリーは始まる。
今回のケースでは、二人とも他の競技のルールと混同しているのでは・・・。
卓球やテニスではネットインは打ち直しだが、バドミントンはネットの上を通っている限り、ネットや白帯に当たっても相手のサイドや
サービスコートに入ったらラリーは有効となる。
これで「フォルト」や「レット」になることはない。今回はどちらも不正解という結論。
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競技規則第13条第3項で、「インプレー中のシャトルが・・(途中略)・・ネットの上を越えなかったとき「フォルト」である。