バドミントンの競技規則には「コート面からのネットの高さは中央で1.524m、ダブルスのサイドライン上で1.550mとする」と記載されている。この高さになるように
支柱の長さも合わせて設計される。学校の体育館などでよく使用されている差し込み式では床下部分(セノーの場合は150mm)を合わせて1700mmになっている。
また、外径は40mm、厚さは3.5mm、重さは1本6kgとなる。素材や重さには規定がないが、ネットを張ったときの中央の"たわみ"、水平に張るための張力に耐える
強度も要求される。セノーではSTKMという鋼管を使っている。つなぎ目のない引抜鋼管という方法で筒状のパイプにしている。
軽い方がよいのだけれど、コスト面や強度をしっかり保つには、現在はこれが最適だという。
[協会の検査審査規定がある]
日本バドミントン協会から認定工場のという認定を受けた工場で製造される。使用していると必ず経年劣化が起こる。通常の使用で折れたり曲がったりすることはないが、
日本体育施設協会が定める標準耐用年数は5年と定めている。定期的なメンテナンスや部品交換などを実施しながら15年が標準使用期間だと考えている。
ロープの引っ張る方式などで3つのタイプがあり、以前は蝶ネジ式だったが、今は引っ張る力が半分程度で済むクリート式で簡単に引っかけて固定できる。
また、差し込み式の穴の深さはメーカーによって異なるので、替える場合は要注意となる。
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