[サービス時のレット]
・レシーバーの態勢が整う前にサーバーがサービスをしたとき・・・サーバーはレシーバーが位置について態勢が整う前にサービスを始めてはならないルールになっている。
そのため、レシーバーの態勢が整う前にサービスを始めたと主審が判断して「レット」をコールすれば、サービスのやり直しとなる。
試し打ちをしたり、レシーバーの構えを急がせるような早くサービスを打つ行為はいけない。
・シャトルを打ち返す動作があればレットにならない・・・レシーバーがサービスに反応してシャトルを打ち返そうと試みた場合は、態勢が整っていたと見なされる。
プレーが開始された(インプレーになった)ということになり、レットにはならない。
目だけでシャトルを追うとか、驚いてビクッと反応しただけという場合、主審が打ち返す動作をしていなかったと判断した場合は「レット」。
レシーバーは、準備が出来ていないときに、相手のサービスを中途半端に追うのは避けよう。
・サーバーとレシーバーの両方がフォルトをしたとき・・・サーバーが正しくサービスをしなかった場合はフォルトとなり、相手に1点加算される。
ただし、その際にレシーバーもラインを踏んで構えていたなど、サーバーとレシーバーの両方がフォルトをしたときはレットになってやり直し。
[サービスが打ち返されてからのレット]
・ネットを越えた後に引っかかったとき・・・サービスで、シャトルがネットを越えてからネットに引っかかったとはサーバーのフォルト。
サービスレシーブ以降に同様のことが起こったときはレットになる。シャトルがネットの上に乗ってしまったときも同じ。
※サービス時、シャトルがネットに当たっても相手コートに入れば別に問題なし。
その他レットになるのは、
・プレー中にシャトルが分解し、コルクが他の部分と完全に分離したとき
・コーチや監督(の声やアドバイス)によりプレーが中断されたり、シャトルが床に着く前にコーチが「アウト」と声を出してプレーが中断されたとき
・線審が判定できなくて、主審も判定できないとき
・照明が消えるとか、地震が起こるなど不測の事態や突発的な事故が起きてプレーが続けられないとき
などがある。
ルールコーナーのルール(15)、ルール(22)、ルール(47)、
ルール(52)も参考に。