東京2020に向かって
[1]バドミントンが五輪の正式種目に・・・1992年 バルセロナから

 1972年のミュンヘン五輪でデモンストレーションとして競技が行われ、20年目に悲願達成。 記念すべきバルセロナ大会は、インドネシアと中国が5つのメダルを獲得。インドネシアは男子シングルスで金銀銅、 女子シングルスも金メダルを手中にし、王国の強さを印象づけた。
 男子ダブルスは韓国が金、以下4カ国の1〜4シードまでが順当に分け合った。女子ダブルスも韓国と中国でメダルを独占した。


[2]オリンピックは別物
 森久子と組んで出場した陣内貴美子は、初戦、入場するときから手足が一緒に出るような緊張感だったと書いています。当時10年以上、 海外で戦っていた陣内でさえオリンピックの舞台は別物だった。
[参考]日本代表のバルセロナ五輪の結果;<男子単>町田文彦、本山秀昭(ともに2回戦)、<女子単>水井妃佐子(3回戦)、鴻原春美(2回戦)
<男子複>松野脩二/松浦進二(ベスト8)、宮康二/町田文彦(初戦敗退)、<女子複>陣内貴美子/森久子、松尾知美/捧匡子、鴻原春美/水井妃佐子(ともに2回戦)


[3]東京に向けて
 現在、日本はBWF(世界バドミントン連盟)の国別ランキングで1位。2008北京でスエマエが4位、2010ロンドンでフジカキが銀、2016リオで タカマツが金と、大会ごとにいい結果が出ている。
 世界ランク1位をキープしている男子単の桃田賢斗、トップレベルで代表争いをしている女子複など盛り上がっている日本のバドミントン界。 自国開催という最高の巡り合わせの五輪切符を目指し、最後まで戦い抜いてくれるだろう。

△もどる