Q6]ダブルスで、クロススマッシュを打った後の動き方がわからない。
ans. 打つ位置や相手のポジションも考えて動く。
スマッシュのコースは、ストレート、センター(内側)、センター(外側)、クロスの4つがある。
バック奥から後衛がストレート、センター(内側)へスマッシュを打ったときはあまり動かずに、また、センター(外側)、クロスをねらった場合はセンターラインに近づくように
動く。より後方からクロスに打つのであれば、逆サイドへのカウンターレシーブを警戒する。
レシーブ側のセンターが大きく空いているときはセンター攻撃を増やすことも考えられる。先の図でストレート、センター(内側)のコースをねらうと
相手から返ってくるのはストレート系。センター(外側)、クロスのコースをねらうとクロス系の返球が多いと考えられる。
point;大きい球は後衛と役割をはっきり決めておくとよい。
Q7]ダブルスのノーロブを詳しく知りたい。
ans. ペアにあったノーロブを使おう!
言葉通りにはノーロブとは「ロブを上げない」ラリーのこと。これには大きく2つのタイプがある。一つは日本代表の園田/嘉村ペアのタイプ。
二人の動きのスピードを生かしてローテーションしながら、ドライブやプッシュで前に、前にと攻め込むもの。ペアの運動能力やスピードが近いとうまくハマりやすいが、
展開が速いのでリスクも大きい。
この攻撃は、その場で止まって打ち合うのではなく、前に詰めながら攻撃するローテーション。一人が動けば必ずパートナーが空いたスペースをカバーすることが求められる。
しっかりとした意思疎通がないとカバーが遅れたり、攻撃の主導権を相手に奪われてしまう棄権もある。
もう一つは、前衛と後衛の役割をはっきりさせて、戦略としてノーロブを使うタイプ。ドライブなどの早いタッチではなく、簡単に上げないラリーを基本軸に考える。
トップ&バックが基本。前衛の動きと後衛のつなぎ球の質が生命線。後衛は、上がってきた球はスマッシュ、低いレシーブやハーフ球などは、無理にドライブで攻めこまず、
ネット前に落とすつなぎ球もいくつか用意しておく。単につなぎ球ではなく、前衛に決めさせるためのコース・質にこだわる。攻撃を維持するためには前衛のポジショニングが重要。
ただ、後衛が打った球に対して、前衛が動いて相手にプレッシャーを与えて、ヘアピンなどのネット廻りを打ちにくくする。ロブやハーフ球などで逃げるようにショットを
打たせて、ノーロブ攻撃が維持できる。 当面はこの後者のノーロブから習熟しよう。
早いローテーションで攻撃を維持するタイプ、トップ&バックの形で攻めるノーロブも必ずリスクがある。
トップ&バックの場合、こちらがロブを上げてサイド・バイ・サイドになったとき。攻守が切り替わる瞬間は態勢が整っていないことが多く、ミスや甘い返球が増える。
攻撃を特化しているトップ&バックの陣形はディフェンスに弱い。このことはきちっと把握しておくこと。
トップ選手の試合の映像などで攻守の切り替えなどに注目し、攻撃から守備に回るとき、どういう動き・ポジショニングを参考にしよう。