☆シャトルの基礎知識[番外編]
実際の大会ではどのようにしてはシャトルが選ばれているのだろう・・・。
 国際大会などでは、その日に決まったシャトルの番号を基本的に変えることはない。朝昼晩で気温差が大きく出てしまうと、試合の展開に 微妙に影響を与える。この場合、エアコンなどで温度を一定にし、シャトルテストをした適正番号を維持することになる。
 国内1種大会では3社以上のシャトルを使用する決まりがあり、3社それぞれを試打する。
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[試打]
 シャトルを試打するのは選手。競技規則第3条に規定されており、
1> シャトルを試打するには、プレーヤーはバックバウンダリーライン上に打点が来るようにして、全力のアンダーハンドストロークを打つ。 シャトルは上向きの角度で、しかもサイドラインと平行になる方向で打ち上げられるものとする。
2> 正しいスピードのシャトルとは、図の通り(図は省略)、バックバウンダリーラインの手前530mmから990mmまでの範囲内に落ちたものをいう。
[飛距離の確認]
 国内外の大きな大会になると、試合が始まる前にシャトルの試打が行われる。その会場の気温に合ったシャトルを選ぶためで、 レフェリー(競技役委員長)はなどがシャトルの飛び方、飛距離を確認する。
 試打する選手は同じ力でシャトルを打つ。その際はロングサービスのような軌道を描くのではなく、ドライブに近い軌道で打たなければならない。
[番号の選定]
 2種類のシャトルを試打する場合、筒に入っている新品シャトルAを打つ(個数はそのときによる)。その後、別の新品シャトルBを打ち、 今度はシャトルが落ちたコート側から再び試打する。
レフェリーはシャトルの飛び方や落ちた位置を確認後、その日に使用するシャトルの番号を決める。

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