ビギナー上達の道「初心者の3つの分類」
 初心者を、本当に初めてのスポーツとしてバドミントンとの出会った「出会い隊」、他の競技を経験してバドミントンに転向した「乗り換え隊」、 一応やったけれど本格的にやり始めようとした「やり直し隊」の3つに分けて考えてみよう。
●「出会い隊」・・・今までの遊びや体験を通じて得た素朴な理論を体現するところからのスタート。「物を上げたら落ちてくる」、「バランスを崩したら 転倒する」などの、ごく一般的な理論のグループ。
●乗り換え隊・・・以前やっていたスポーツの動きの一部を「借用」しながらお手本に近づける作業や、今までの他のスポーツでの苦労や工夫などの「経験」 を当てはめながら新しい学習に挑んでいく。
●「やり直し隊」・・・少なからず以前やっていたバドミントンを「お手本」にするので、プラスの面だけでなくマイナスの手本も含まれる。

初心者の3つエラー
「入力段階のエラー」・・・全く初めての人が独創的なことをしたり、監督・ コーチの話を聞いていない、見ていないなどのミス。
「判断段階のエラー」・・・情報は知っていても誤った考えで動いたり、緊張感のあまり相手の逆サイドが目に入らないなどのミス。監督・ コーチの アドバイスばかりに反応す場合も含まれる。
「出力段階のエラー」・・・頭の中ではわかっているが思ったように体が動かせない、うまい人のプレーは見てわかるけれど同じように動けない など実際にも多い。
初心者の上達にはある程度時間がかかる
 高校での2年と少ししかない間、なかなか上達せずに「落ち込む」ことも多いかもしれない。選手も監督・ コーチも 「伝えられない」もどかしさや、負けることの苦い思いは、時にチーム内であっても複雑な人間関係になる場合もある。
スポーツの習得には「劣等感」だけでは息が切れてしまう。以前にも紹介したが、羽根を打ち合う原風景を思い出して、返されたら打ち返せばいいと割り切り、返されたら また打ち返せばいいだけの話なので、少しはバドミントンを楽しんでみよう!
ただ、練習を手抜きしなさいといっている訳ではないので。。。念のため。

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