[自分の足にフィットすることが絶対条件]
各メーカーから多くの卓越した機能性を持つ様々なシューズが発売されている。その中でも近年は、ゴムやナイロン系の一体化成形のタイプが
多く見られる。
以前は、それぞれの部品を何層も縫い合わせたり、メッシュやレザーを組み合わせて製造するシューが多かったが、最近は減ってきている。
たくさんのシューズの中から、自分にベストマッチの1足を選ぶことは、そう簡単なことではない。
が、バドミントンは足を踏ん張って、前後左右、反対法へ動くことが多いスポーツなので、シューズが自分の足にフィットすることが絶対条件になる。
自分に合ったシューズを履くということは、当然怪我の予防にもつながる。合わないシューズでプレーすることは避けなければならない。
バドミントンシューズは基本的に、大きく伸び縮みするものではなく、素材の良くなった今のシューは踏ん張ったときに止まりやすい。
その瞬間、シューズの中で足がずれてしまうと足指が使えないので、膝関節や股関節で止まろうとしたり、戻ろうとする。
それが、ケガや故障につながりやすくなる。
[形状を見ることと、インソールが重要]
自分にあったシューズを選ぶ上でのポイントは「形状」と「インソール」。
一般的に、足の親指からカカトまでが真っ直ぐで、長い親指から短い小指に向かってなだらかな曲線の人が多い。動いたときに、
外側の小指から内側の親指へ向かってねじれる。このとき、シューズの形状が合っていれば、しっかりと踏ん張りが効く。
ところが、合っていないと外側が使えずに、内側だけに負担がかかってしまい、ケガにつながってしまう。
購入前には、できればインソールと呼ばれる中敷きを抜いてカカトに合わすのがベスト。そしてインソールが足先の一番長いところから
指一本分あいていればちょうど良い。もちろん、インソールから足裏がはみ出していないか、ずれていないかも、目で見てしっかり確認することが大事。
こだわる人は、インソールだけを変えることもある。
[ヒモをしっかり結ぶ習慣を身に付ける]
いわゆる、「浮き指」というペタペタ歩きの人は、ベストなシューズで足指をしっかり使うと、蹴り出しの強さが生まれてフットワークが速くなる。
また、扁平足の人は、土踏まずの部分に支えが付いたインソールを使ったりするとよい。
さらに、外反母趾の人は、幅広のシューズを選びがちだが、狭めのシューズで、ヒモをしっかり結んで悪化を防ぎたい。
[ヒモの結び方も・・・]
左右6〜7個ずつヒモ通し穴があり、1番目と最後の穴に通したヒモ以外はしっかり絞めること。
疲労を溜めないためには、ヒモをしっかり結ぶことが大前提。そして、試合や練習の合間にはシューズを脱いで、
もしくは、ヒモだけでも緩めて足を休めよう。
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