基本スキル総点検[4]
【7】プッシュ:コンパクトに振る意識を!
 ネット前で打つプッシュは、決める意識が強すぎると大きく振り抜いてしまいがちだ。
面に当たればよいが、実際には振り遅れたり、面の角度が調整できずにバックアウトになりやすい。
 基礎打ちでは、そういったミスを減らすためにも、コンパクトに強く振るプッシュを習得しておこう。
コンパクトに振られれば、レシーブする側にとってはプッシュのコースや速さの判断がしにくくので、ぜひ覚えておこう。
 プッシュの速さはもちろん大事だが、練習をするときから意識したいのは、ミスなく正確にプッシュを打ち続けることを優先 させよう。「大きく振って強いプッシュ」より「小さく振って強いプッシュ」が打てれば、試合でも効果が出てくるハズ。

[ポイント]プッシュの精度を高めるためには、ラケットを体の前で構えること。
 プッシュはネットに近い場所で構えるので、シャトルが飛んでくるタイミングも速い。ラケットが体の前にあれば、 大振りにならず、小さなテークバックから前に振り出して合わせるようになる。
 ラケットが前で構えられないと、相手が返球してからラケットを上げるので、振り遅れやタイミングが取れないことが増えるので注意しよう。

【8】ショートレシーブ:リラックスして構える
 打つ前に力んでしまうとスイングが安定せず、シャトルに力が伝わらない。レシーブなど攻撃を受けるときは無意識に緊張して力が入るので、 できるだけリラックスして、スムーズにラケットが出せる状態を作ろう。
 レシーブミスの要因の一つに、レシーブの構えが浅かったり、目線が大きくブレたりすすることがある。ただ、実際の試合では、テークバックを小さく、ラケットをコンパクトに振る方が有効だ。プッシュと同様、スイングの振り幅をコンパクトにすることを大切にしよう。
[ポイント]小さい振り幅で、強く押し出す感覚が大事
 ネット前に短く返すショートレしーフーは、飛距離をそんなに考えなくてよいので、大きなテークバックは取らず、 体の前でスイング。インパクト時に力を込めよう。
 また、上半身が起き上がった状態から体を前に動かしてスイングすると、目線がブレるので、できるだけ前傾姿勢の構えをキープしながら、 上半身・下半身を安定させることを心がけよう。
 リラックスした構えを意識するのは、実際の試合ではプッシュ以外にもネット前に落とされたり、相手からのプッシュが高くなもこともあるので、 それに対応するためだ。
 基礎打ち時のプッシュ&レシーブはプッシュが来ることを前提にして守るが、試合ではさまざまな方向に動かなければならない。
構えるときにラケットが下がると、連続でプッシュを打たれた時に対応が遅くなってしまう。ラケットは前に出して、 無駄な動きをなくすようにしよう。
 練習は、2(プッシュで攻撃):1(レシーブで守備)の2:1プッシュ&レシーブ。プッシュ側は、連続でプッシュが打てるように 速さや高さを調整、レシーブ側も強くて速いレシーブを返すなどして、質の高い練習をしよう。

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