2023年ツアー成績(結果)[中国がダントツの1位]
 2023年は新型コロナの影響が下火になり、ワールドツアーSuper500以上の大会は、予定された19大会全てが開催された。
23年には熊本マスターズとアークティックOP(フィンランド)が新設され、カナダOPとオーストラリアOPのレベルが格上げ、 新たに4大会がツアー上位大会に組み入れられていた。
 ワールドツアーファイナルズと8月の世界選手権、の2つを加えた合計21大会の国別優勝数を見ると、全体で37優勝を飾った 中国がダントツの1位となった。22優勝の韓国が日本を抜いて2位に浮上している。

●2023 主要大会&ワールドツアー国別優勝数
                                                                                                             
国  名  MS   WS   MD  WD  XD  合計 
中国   3    5    5  11  13  37 
韓国   0    9    4   6   3  22 
日本   1    4    1   3   3  12 
デンマーク   7    0    4   0   1  12 
インドネシア   4    1    3   1   0   9 
タイ   3    0    0   0   1   4 
インド   2    0    2   0   0   4 
マレーシア   1    0    1   0   0   2 
台湾   0    1    1   0   0   2 
アメリカ   0    1    0   0   0   1 

[種目別評価]2023年 総括
●男子シングルス
 7ヵ国から優勝者が出たダンシングルス。その中でもアクセルセンやアントンセンが活躍するデンマークが7優勝を飾った。アクセルセンはS1000を3大会、ツアーファイナルズ優勝を含む6勝と安定の成績。
 インドネシアはジョナタンとギンティンが牽引。3優勝の中国は、全英優勝の李詩澧と2大会Vの翁泓陽の若手が奮闘した。日本は奈良岡功大の1勝のみ。
●女子シングルス
 ツアー8勝のアン・セヨン(韓国)が圧巻。山口茜は4勝だが、両者とも後半はケガで欠場を余儀なくされた。その間に中国の陳雨菲が主役を担った。6カ国から優勝者が出ている。
●男子ダブルス
 この種目では8カ国から優勝者が出ている。王昶/梁偉鏗(中国)、徐承宰/カンミン・ヒュク(韓国)、デンマークのアストルップ/ラスムセンが それぞれ4勝。
 ここにインドのシェティ/ランキレッディや保木卓朗/小林優吾が絡んだ。実力伯仲で混戦模様が続いている。
●女子ダブルス
 数年前まで日本が全盛期を迎えていたこの種目、中国と韓国が牙城を築いている。2カ国で17勝。中国はトップの陳清晨/賈一凡や若手の譚寧/劉聖書が躍進。
韓国は金昭英/孔熙容、李紹希/ペク・ハナが活躍。
 日本は志田千陽/松山奈未が3勝だが、後続がなかなか出ていない。
●混合ダブルス
 第一人者の鄭思維/黄雅瓊、2番手の馮彦哲/黄東萍、若手のホープ蒋振邦/魏雅欣らが活躍し、種目別で最多の13勝を上げた中国。そのうち馮彦哲/黄東萍は5勝と安定感が増してきた。
 韓国は、世界選手権を制した徐承宰/蔡侑玎が健在。
 日本はエースの渡辺勇大/東野有紗が2勝。カナダOP初優勝の緑川大輝/齋藤夏とで3つのタイトルを獲得している。

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