★なんのためにストレッチするの?
体をほぐすストレッチ
体は動かずにいると硬くこわばってしまう。朝起きたばかりや、長い時間机に向かっていたときなどにそう感じることも多いと思う。
ストレッチは、そんなふうに硬くなってしまった体をほぐして、動きやすくするために行う。
ストレッチで伸ばすのは、骨と筋肉をつなぐ「腱」や、骨と骨をつなぐ「靱帯」。筋肉も伸びるが、それは結果として伸ばされているだけで、
腱と靱帯を伸ばすことが大切だ。
腱と靱帯の弾力性を回復
腱と靱帯は、両方とも筋肉より伸びにくいが、弾力性があって、運動で生まれるショックを吸収してくれる。
腱と靱帯が硬くなってしまった状態だと、体を動かしづらくなり、怪我にもつながりやすくなる。体をほぐすストレッチ
いきなり激しい運動をすると、腱や靱帯が切れてしまうこともあるので注意が必要だ。
怪我を防ぐには、運動前の準備として、ウォーミングアップすることが効果的だ。その時に筋肉を温めて、ストレッチで腱や靱帯のしなやかさを
回復することが大切になる。
運動した後のストレッチも大切になる。硬くなった筋肉をほぐしておくことは、疲れを回復させるのに役立つからだ。
筋肉を温めてやわらかくする
スポーツをする前に軽い運動で筋肉を温めることをウォーミングアップといい、動きやすいように体を整えて、怪我や故障を防ぐために行う。
筋肉は、何もしないといると硬いままだけれども、軽く体を動かすことで、血液も徐々に流れて、温度が上がり、やわらかくなる。
やわらかい筋肉は、弾力を持ち、筋肉全体で力を吸収するので、動きも軽くなる。
一方で、筋肉が硬いままで運動すると、大きな力が加わったときに切れて、怪我をしてしまうこともある。
弾力性を取り戻して怪我を予防
筋肉をゴムバンドに例えてみると、カチカチに凍って硬ければ、少し伸ばすだけでも切れてしまう。
しかし、温めてやわらかくなれば、弾力を持ってよく伸びるようになる。
怪我を防ぐためにも、ウォーミングアップは大切で、しゃべりながらでも走れる程度の軽いジョギングで、十分筋肉を温めたら、
ストレッチをして運動する準備を整えよう。
(^_^)確認してみよう
ジョギングをして筋肉をさわってみよう。ウォーミングアップをする前とした後で、太ももの筋肉で確認して、温度の違いを確かめてみよう。
十分に温まっているでしょうか?
△もどる