ジャパンオープンから学ぶ![ダブルス種目]
 7月末に開催されたジャパンオープン。混合複優勝の渡辺/東野ペアをはじめ、上位に食い込んだ日本人選手のインタビューなどから、 役に立ちそうなコメントなどを抜粋してみた。

☆声をかけながら、最後まで集中できた。
 と語ったのは、混合複で日本勢初優勝の渡辺勇大。
去年のジャパンオープンで敗れた相手に、劣勢の状況の中で、最後まで諦めずにプレーした結果だ。
 1ゲーム目を取られた後、相手に攻められる形が増えたので、自分が後ろ、先輩(東野)が前の時に「お互いの役割を果たそう」と 話した。ずっと声を掛け合いながら、気持ちを切らさずに、最後まで集中できたのが勝因だと思う。
 東野有紗も、「お互いにコミュニケーションを取りながら、お互いの仕事ができたのが勝因かな」と言う。「相手に下で打たせることを意識してやれたのが よかった」とも言っている。

☆逃げずに前へ!
 と言うのは、男子複の準優勝の保木卓焉B決勝戦は、サービス周りの速い展開は予測していたが、相手のタッチがすごく速くて、 対応しきれなかったのが敗因かな。
 バドミントンはサービスから始まる、そこでの勝負は避けられない。男子ダブルスは特にサービスまわりが速いので、「逃げるのではなく、向かっていきたい。」
 また、小林優吾は、決勝は自分たちのプレーを出す前に相手がネット前を潰しにきていた、と言う。
サービスを1球もミスしない意識で、サービスまわりを制して小林が後衛、保木が前衛の形に持っていけば必ず通用する自信を持っている。

☆ハーフ球を使う意識 女子複ベスト4の松本麻佑
 準々決勝後、日本のペアはあまりハーフ球の練習をしていないので、ハーフ対策ができていないと感じていたので、なるべくハーフ球を使うように意識していた。
☆低い展開を意識する 女子複ベスト4の福島由紀
 準々決勝後、長いラリーになっても、レシーブから攻撃につなげられるのが自分たちの持ち味。連続で上げないように低い展開を意識し、「攻めた方が 点になる」と、トップ&バックの形を多く作るようにした。

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