ショートサービスの基本を見直そう(1)
すべての起点となるサーボスビス。この一打目のショットを安定させ、ミスなく打てるようになると、サービスレシーブ後のラリー展開を有利に進めることができる。
今回は、最近多くなってきたバックハンドのショートサービスにスポットを当てて基本を見直そう。
● 考え方の基本(ダブルス)・・・サービスを沈めることを最重視、よい感じをつかめたらそこで練習を切り上げる、絶対に自分のサービスミスでは終われない、サインでペア間の意思統一など。
最重視は、サービスを沈めること。男子のダブルスではすこしでも浮くとプッシュで攻撃されたり、すっとシャトルを前に落とされて、こちらがの上げざるを得ない展開になり、主導権を譲る
ことになってしまう。
サービスの練習は一人でもできるが、あまりやり過ぎると混乱すこともあるので、よい感じをつかめたら、さっと切り上げることも大切。
ゲームの佳境や18-20、19-20では絶対に自分のサービスででは終わりたくない。中盤あたりでも一つのサービスミスから流れが一気に変わってしまうこともある。
だれしも緊張はするものだが、緊張していないような雰囲気を醸し出し、「攻めれるものならサービスレシーブで攻めてみろ」という感じが相手に伝わるようにするように・・・。
ペア間で行なうサインにを積極的に試合中に取り入れよう。事前にサインを決めておき、サービスの長さやコースを意思統一しておくと、パートナーも心構えができて動き出しやすくなる。
上達への第1歩は、自分が打ちやすい形を見つけること。いろいろ試してみて、自分にとってのベストの形を見つけていこう。
● 考え方の基本(シングルス)・・・狙ったところへ正確に打つ反復練習、緊張は当たり前、打球はネット白帯10〜15センチ上くらいを通過、手先だけで打たないようになど。
サービスでは、相手選手がどこでどのように構えているのか、その上で何を狙っているのかを推察し、3球目(相手サービスレシーブの次)を考える。ショートサービスのコースの打ち分けや長さの微調整などは、
一人でもできるので、練習前や空き時間などで反復練習しよう。
試合になれば・・・特に大事な場面になればなるほど緊張する。「相手も同じ」と割り切って考えるようにしよう。
ただ、シングルスではダブルス比べて、サービスレシーブの1本でポイントを取られることは多くないので、極端に硬くなる必要はないと自分に言い聞かせる。
シングルスでは、完全に浮いたサービスはもちろんNGだが、白帯10〜15センチ上くらいを通り、ショートサービスラインの30センチくらい長めに落とでばよい。
ラリー中に集中していたのに意外と気が抜けることがあるサービス、心を整えて気を抜かないようにする。技術面では、手先だけ打ってしまうと安定感に欠けるので、
利き腕のヒジを支点として腕全体でまっすぐ打つイメージが大切。
▼(2)「ショートサービス・実技編」へ続く
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